[Japan is so weird. Or is it me?]Chapter2-5【The Mysterious Driver’s Licence】 - 外国生活 - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2021年12月04日更新

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[Japan is so weird. Or is it me?]Chapter2-5【The Mysterious Driver’s Licence】

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  1. 人生・ライフスタイル
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  3. 外国生活
Story (Robert McMillan)

カナダ大学留学に備え真剣に準備する日本の中・高校生のためのSupport Group-カナダクラブ 

その貴重なパートナーであり、UX English (カナダからの英語学習サイト) AdministratorであるRobert McMillanが語るストーリー”Japan is so weird. Or is it me?”

クリティカルシンキングの国カナダから日本にやって来た若者が出会った変てこ日本ストーリー
クリティカルシンキング不在の不思議の国日本から、カナダに向かう日本人のために
カナダで出会う180度真逆カルチャーショックへのワクチンとして贈ります
(日本語訳付き) 

Chapter 1    Chapter 2-4 

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The Mysteriously Disappearing/Reappearing Driver’s Licence


Trains and buses would not get me to the classrooms across the rural stretch of Shikoku in which I was to teach. They were either too infrequent or did not reach the depths of ruralness to which I was assigned. The boss had prepared a car. I would need a Japanese driver’s licence. 

And so I found myself at the prefectural driver’s licence centre one spring morning in 1989. 

The building was five-stories high, yet managed to appear ominously flat. It looked like the bellows of an accordion dropped sideways. A huge parking lot sprawled around three sides. In the back, an entire field of roads resembling an airport runway lay waiting for drivers in training. Beyond that, a stunning view of the Inland Sea. 

Inside, the place was filled with classrooms. And office workers, behind glass like bank tellers, in uniforms apparently designed to itch. 

I brought a translation of my Canadian licence, filled out some forms, and handed it all in to an office worker, who funnelled me over to the eye test guy. 

For some reason there were two eye test guys. (“One for each eye?!” I wondered.) I was instructed to peer into a binocular-like viewing device where I saw rows of the same letter “C” facing different directions. All the eye tests I had previously taken involved a variety of letters, rows of them, on a paper chart stuck to the wall of a doctor’s office; letters that decreased in size as you went down the row. These Cs were all the same size. I did not know how to answer this test. 

“They are all the letter C,” I said in surprise. 

The two office workers fidgeted in their seats. They looked away to the side, they looked down, and then sent me to the next window. I was waived of the eye test. 

Next, I was asked about my Canadian motorcycle licence: “What size bike did you drive for the test?” 

What was the point of that question? We have only one type of motorcycle licence in my province of Canada. If you pass it, you can drive anything. I felt that my answer would determine the size of bike that I could ride.

“750 cc,” I replied. 

I had ridden motorcycles since I was a child – our small-town family business sold Honda bikes. I had driven 50 cc motorcycles in the Canada Day parade on the main street of my hometown at six years old; I had learned how not to crash motorcycles by crashing a dirt bike across the prairie long before I had a licence; I had driven 1100 cc bikes on the highway. So I interpreted this question as what motorcycle I could handle and answered, I felt, objectively. 

I had taken the test on a Honda 180 cc. 

The man looked at me hard. I looked at him and quietly waited. 

“750 cc?” he asked doubtfully. 

“Yes,” I said. 

I had put him in a spot. He had suspicions but nothing to pin them on.

That afternoon I received a driver’s licence with a motorcycle licence up to 750 cc.

Ironically, the company vehicle was a Suzuki van with an engine smaller than the bike I was allowed to ride. And in my 27 years in Japan, the only motorbike I rode was a scooter. 

Oh but did it feel cool, as a young adult, to have a licence from a different country, to see your laminated picture surrounded by cryptic letters that you could not read. 

I would lose it within a year, stolen from the glove compartment of the company van. 

15 years later, I would lose my Canadian driver’s licence. “You are not allowed two licences anymore,” I was told by authorities on a trip back to Canada. 

Then in 2016, I lost my motorcycle licence. It mysteriously disappeared when I moved back to Canada and exchanged my latest Japanese licence for a Canadian one. Karma? For lying at the prefectural driver’s licence centre nearly three decades earlier?

Nope. Worse than karma. Bureaucracy. My home province of Alberta does not give credit for a Japanese motorcycle licence. Alberta, the place where I passed the motorcycle licence test, would not acknowledge my licence. 

Equally weird, I moved to the province of British Columbia in 2019 and got the licence back. I once held a licence here, and they kept records. 

All this change makes me hesitate when answering questions. “Do you have a motorcycle licence?” “Maybe, let me check.” 

For Japanese students aiming to study abroad, be prepared. You’ll need two important critical thinking skills: analyzing assumptions and tolerating uncertainty. Don’t assume your will be recognized abroad. Don’t assume you can graduate from a high school in Canada in three years because you can in Japan. You are not in control. Surprises will shower upon you as they have on me.

On the way home, with my Japanese driver’s licence fresh in my wallet, the meaning of the eye test suddenly dawned on me. Maybe they wanted me to say what direction the Cs were facing? 

Japan is so weird. Or is it me?

(to be continued)           


消えたり現れたりする謎の運転免許


四国に広がる田舎一帯が僕の仕事場、英語を教える教室が散らばっていた。 その教室に行くには、電車やバスでも何とかなった。 ただ、何時間に一本とか、田舎の奥過ぎてそこまでは通じてないとか。で、ボスは車を用意してくれた。 日本の運転免許が必要になった。 

というわけで、1989年のある春の朝、愛媛県運転免許センターに僕の姿があった。 

免許センターの建物は5階建てだったけど、不吉なほどぺちゃんこに見えるよう設計されていた。 横向きに落とされたアコーディオンの蛇腹のようにも見えた。 建物の3方には巨大な駐車場が広がる。 背後には、まるで空港の滑走路のような道が敷地全体に走っている。 そこで訓練する運転者を辛抱強く待っているように。 その向こうには、驚くほど美しい瀬戸内海。 

建物の中は教室だらけ。 銀行の窓口にあるようなガラスの後ろには、見るからに着心地が悪く、チクチクして痒そうなデザインの制服を着た事務員がいた。 

用意して来たカナダの運転免許の翻訳と必要書類を埋めて、全部事務員に渡した。 そして、狭い通路を抜け、目の検査担当の所に案内された。 

なぜだか目の検査係は二人いた。 (ひとつづつの目を担当、かな?) 双眼鏡のような装置を覗くように指示された。 その中には何列もに渡って、同じ”C"がそれぞれ向きを変えて並んでいた。 今まで受けた目の検査では、色んな文字の列が並んでいた。 ドクターのオフィスで壁に貼ってある例の紙のチャート。 下の列に行くとどんどん文字が小さくなっていく。 でもここのチャートのCは全部同じ大きさ。 どうやって答えたらいいのかさっぱりわからなかった。 

「全部Cです。」と、驚きを隠すこともなく答えた。 

二人の係官は椅子の上でそわそわした。 横に目を逸したり、下を見たり。 そして、やがて、僕を次の窓口に連れて行った。 目の検査は免除になった。 

次に質問されたのはカナダの自動2輪免許のこと。

「カナダで免許を取った時にはどんなサイズの自動2輪を運転しましたか?」 

何でそんな質問するんだろう? カナダの僕の州ではモーターバイクの免許は一種類だけ。 それにパスするとどんなバイクでも運転出来る。 ここでは、僕の答え次第でどんなサイズのバイクに乗れるかが決まるんだと感じた。 

「750 cc」と、答えた。 

バイクには子供の頃から乗っている。 故郷の小さな町の家族経営のスポーツショップではホンダのバイクを売ってたから。 カナダデイの日、町のメインストリートのパレードで6歳の僕は50ccのバイクを運転してた。 免許を取るかなり前から、大平原でオフロードバイクを運転し、どうやったら衝突せずにすむかを学んだ。 ハイウェイで1100ccバイクにも乗った。 だから、聞かれた質問をこう解釈した。 事実に忠実に、どんなバイクを運転出来るかとの質問だと、感じた。 

カナダの免許試験ではホンダ180ccを使った。 

係員は僕をじっと見た。 僕もその係員をじっと見て、待った。 

「750cc?」係員は疑わしそうに聞いた。

僕は「はい。」と言った。

その係官は明らかに困惑していた。 僕を信じたわけではなさそうだけど、不審に思う理由を特定出来ないようだった。 

その日の午後、自動2輪750cc付きの運転免許証を受け取った。 

皮肉なことに、ボスが用意してくれた仕事用の車は、僕が運転出来るレベルよりずっと小さなエンジンのついたスズキのバンだった。 そして、僕が日本にいた27年間で運転した唯一のバイクはスクーターだった。 

あ、でもね、大人になりたての若者の僕にとっては、外国からの免許をもらい、読むことも出来ない謎の文字に取り囲まれラミネートされた自分の写真を見るのは、めっちゃくっちゃクールな気分だった。 

そのクールな免許証は、実は会社のバンのグラブコンパートメントから盗まれてしまったんだけどね、1年も経たないうちに。 

15年後、カナダの免許証も失うことになるなんて思いもしなかったけど。

「2つの国からの免許を同時に持つことは許可されていない。」と、カナダにちょっと戻った時に役所で言われた。

そして2016年、自動2輪の免許も失った。 カナダに住居を戻し、2016年現在の日本の免許をカナダの免許と交換した時、不可解なことに自動2輪の記述が消えていた。 カルマ? 30年も前に、愛媛県運転免許センターでちょっとごまかした事への因縁かも? 

いや違う。 カルマより悪い。 お役所仕事。 僕の故郷アルバータ州では日本の自動2輪免許は認めていない。 僕がモーターバイクの免許にパスしたアルバータなのに、僕の日本での自動2輪免許を認識してくれなかった。 

同じくらい変なことがあった。 2019年にブリティッシュコロンビア州に引っ越し、その免許がまた復活した。 ずっと前にこのBC州でも運転免許を持っており、その記録が保管されていたから。 

「モーターバイクの免許は持ってますか?」

「多分。 調べてみます。」

質問に答えるのもちょっとためらってしまった。 場所が変わるたびに違うルールがあることに。 

留学する予定の日本の生徒のみんな、よく覚悟しておくこと。 2つの大切なクリティカルシンキングスキルが必要:自分の思い込みを知ること、不確定なことに忍耐強く我慢すること。 日本での資格証明が外国でも認識されると思い込まないこと。 日本では高校は3年で卒業するから、カナダの高校に行っても同じく3年で卒業出来るなんて思い込まないこと。 ルールの違う外国では、あなたには決める権利はないと覚悟すること。 驚きとショックがシャワーのように降り注いで来るよ、僕が経験したように。 

財布に出来たてほやほやの運転免許証を入れ帰路についた時、目の検査の意味にはたと気がついた。 もしかして、たくさん並んでいたCがどっち向きかを言えばよかったのかも。

日本てそんなに変テコ? それとも僕?

(続く)

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カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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