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中尾 匡宏
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大澤 眞知子
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閲覧数順 2021年04月20日更新

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カナダ大学留学を考えるみなさんへ:まず必要なのはあなたの能力

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「カナダ大学留学の正しい方法(仮タイトル)」eBook 執筆中です。

長年積み上げて来た経験、カナダ現地を歩いての調査、そして頑張る日本人留学生への支援を元に、間違った情報に踊らされる真面目な高校生が一人でも減るように願いを込めて。

 

ネット上の「大学留学」に関する質問が少々変化して来ているのを感じます。

インチキ語学学校や、何も知らない日本の若者をその語学学校に必死で送りこもうとするエージェントが、パンデミックで潰れてしまったからでしょうか。

以前ほど「これは危ない!」と危機感を覚える質問が減少傾向にある気がしています。

 

しかし、依然として「知らなさすぎる」質問が多いです。

英語圏の、クリティカルシンキングの国の、しかもカナダの現地生でも入れない生徒が多い大学に来るのに、まず何が一番に必要かが抜け落ちています。

「高い高い学習能力・思考能力・クリティカルシンキング能力・英語運用能力」が必要だということが頭から飛んでしまっているのはなぜでしょう。

「受験がない」=「誰でも入れる」という勘違いかな?

                       

英語が母国語のカナダの現地高校生でも優秀でないと大学には入学出来ません。

「受験がない」ということは、高校での高いレベルのコースでの良い成績が絶対必要。

その大学に「日本の良い大学には行けない」「英語が出来ない」「高校での成績も芳しくない」日本人が普通に入学し卒業出来るなど、どうやったら思い込めるのでしょうか。

 

カナダの大学に正式留学するに足る能力をどうつければいいのか、何をどのように勉強すればいいのかに関する質問は極僅か。

(そんな真面目なあなたのために今eBook書いてますからね、もう少々お待ち下さい。)

 

ほとんどの質問が「入学はもちろん出来る、卒業ももちろん出来る」ことを前提としており、大学留学を取り巻くその他の環境についてです。

「正式入学」を果たし、苦難の末の「卒業・学位取得」の可能性があり初めて、その他の環境を考えること。

 

質問例1:

将来カナダで働きたいです。

旅行や観光系の仕事をしたいのですが、そもそもどうやったらカナダで就職出来るのでしょうか?

経験のない新卒でいきなり雇ってもらうのが不可能なことは分かります。では日本の大学卒業後にカナダのツーリズムなどを学べる学校(カレッジ?)に留学して、そこを卒業すれば外国人でも就職することが出来るのでしょうか?

 

カナダで就職するには、余程のコネがあるか、日本の会社から転勤しカナダ支社で働くかが一番簡単な方法です。

それがない人には、カナダでの就労には「大学学位」がまず絶対必要です。

学位があっても、わざわざ就労ビザを取らないといけない日本人を雇う会社は稀です。

移民の国カナダには、日本語も出来、日本文化も知っている日本人移民が多くおり、優秀な成績で大学を卒業した人も多いです。

その人達をさておいて、英語が完全ではない(大学卒業しても英語はNative並みとは言えません、残念ながら。)

特に、カレッジのDiplomaでは日本人を雇ってくれるところは非常に少ないでしょう。

 

従って、この相談への答えは、「将来カナダで働きたい」のであれば、まず大学に正式入学しカナダ社会が求めている分野の学位を取ること。

そこからです。

正式入学に必要な条件はこちら「カナダ有名大学への入学条件

  

質問例2: 

カナダの大学(学士課程)に進学したいです。僕の家は裕福とは言えませんし、兄弟もいるので出来るだけすくない費用で留学したいと思っています。

ブランドン大学はすごい学費が安くていいなぁと思っています。そこに疑問があって、学費が安い理由はなんでしょうか?僕が思うに生徒数が少ないので設備費が少しでいいということです。

 

カナダの大学費用は残念ながら非常に高額です。留学生は地元学生の3倍から5倍の学費を払います。

生活費も年々高くなっているカナダでは、アパートを借りるにもかなりの費用が必要です。

食費も、このパンデミックでかなり値上がりしています。

 

例えばトロント大学の留学生用学費は日本円で500万を超える学部もあります(1年の学費です)。

留学生への奨学金を提供している大学も増えましたが、あくまでも最初から大学正式コースに入学出来(相当高い英語能力が必須)日本の高校での成績優秀者のみにチャンスがあります。

(ちなみに、この質問にあるブランドン大学は、寒い寒いマニトバ州の小さな町にポツンと出来た大学です。カナダの人に聞いてみると「え!ブランドん?あんな所に行くの?わ〜大変だね。」と。学費もサイト上で計算してみましたが、他の中堅どころの大学と大差はありません。)

 

日本では昔から留学は金持ちの子供だけの特権でした。

明治時代に海を渡った若者は、特権階級の子供だけであったのは歴史で習ったと思います。

1990代頃から、ある程度年収のある家庭からも子供を留学に送り出せるようになり、一挙に「留学の概念」が変わってしまいました。

エージェントが商機を見つけ、語学学校、似非高校留学を中心に据えたマーケティングを猛烈に開始したからです。

 

ただし。

大学留学は未だに、残念ながら特権階級か、能力の非常に高い学生(奨学金の対象になります)のものです。

あってはならない悲しい現実ですが、受け止めることも必要です。

 

では、費用の面で大学留学を断念せざるを得ない頑張る若者に何が出来るか。

その道を助けるべく模索する毎日です。

 

質問例3: 

カナダ留学を考えているんですけ生物学・海洋生物学がある大学はありますか?教えてください

またブリティシュコロンビア大学かビクトリア大学学費などから見てどっちが安いですか?

 

カナダの大学に出願するには、前述の高い高い能力が必要です。

どの大学がどんな分野に優れているのかも自分で調べられないようでは、基本能力に大きな疑問が湧いてきます。

学費も各大学のサイトに詳しく出ていますので、わざわざネットの質問コーナーで聞いていること自体、不思議です。

 

恐らくこの方は、事前準備などせず、ただ単に出願すればカナダの大学に入れ(そして卒業出来る?)という大きな思い込みをしていますね。

「語学学校」を勧めるエージェントの絶好のカモだと思います。

 

学費より、何を学ぶかより、まずあなたの能力が足りているかを知ること。

  

質問例4: 

再来年くらいにカナダのカレッジ付属のESLに入りそのあとカレッジに進学する予定なのですが今年で仕事を辞め1年英語の勉強に励もうと思ってます。英検は必要ないってわかってますがモチベーションのためにとります。それ以外に何を勉強すればいいですか?やっぱTOEFL、IELSですか?

 

間違った思い込みから人生を台無しにしてしまう典型的なタイプです。

正式なカレッジでDiplomaを取るにも、入学を許可されるには高い英語運用能力が必須です。

その英語能力がない場合、ESLという英語の出来ない留学生用の英語コースに放り込まれます。

入るESLレベルがせめて上から2番めくらいなら、カナダに来て1年も真面目に頑張ればカレッジのアカデミックコースに上がれる日本人もいますが、ほとんどのESL生は途中脱落します。

 

そのESL入学を前提とし、しかも再来年までその準備をすること自体馬鹿げています。

日本の高校生でも、大学生でも、社会人でも、決心しカナダで勉強しようと準備することは応援したいですが、準備する目標レベルはESLではなく、正式アカデミックコース入学です。TOEFLiBT 80~88, IELTS 6.0が必要です。

そのスコアを取れるまでは日本で仕事を続けること。

取れない場合は、留学は非現実的。 この方の能力の範囲を超えています。

 

また、TOEFL/IELTSは勉強するものではなく、長年自分が勉強して来た高いレベルの英語学習の成果を試すものです。

カレッジに届くスコアは、ちょこっとTOEFLの問題集をやって取れるものではないことにも無知なのが心配です。

___________________________

 

などなど心配が尽きない相談が並びます。

間違った「大学留学願望」で、将来を壊してしまうことのないよう祈るばかりです。

 

カナダ大学留学へのeBook 期待しておいて下さい。

 

コツコツ準備したみなさん、カナダにいらっしゃい!

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カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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