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閲覧数順 2021年11月26日更新

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大学共通テスト:お笑い英語劇場

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外国から見た日本

新しくなりそうで、全然新しくも何ともない「新しい」共通テストを覗いてみました。

ますます日本が世界から遅れるレベルに成り下がったと、愕然です。

「日本人は英語が出来ない」というステレオタイプが「やっぱり本当だ!」となる2021年です。

 

30年以上に渡りカナダのこの地で、優秀な日本人大学留学生の支援をし大学入学者の英語言語レベルに詳しい立場から、呆れる思いで日本を眺めています。

こんなレベルで日本の高校までの英語力を測るのが国の目的かと思うと、いっそ英語教育は止めてしまうことを提案したいです。

 

特に。

大学留学を希望しているみなさん。

 

正式な留学であれ、大学からのお仕着せままごとのような1年体験であれ、英語圏現地の学生の英語運用能力と比べると、共通テストのレベルはカナダの中学生にも届かない「お笑い」レベルであることを知っておいて下さい。

テストの内容から具体的に「大学共通テストお笑い劇場」の中身を。

 

〈お笑い英語テスト1〉1番の問題: Your dormitory roommate Julie has sent a text message to your mobile phone with a request.

 

今回は新しいテストということで、現在の情勢を反映した生きた英語をという目論見でしょうか、テキストメッセージを題材に使ってます。

が! いつの時代を反映したものでしょうか?

 

・今は大学の寮は厳しい規制が適用され、Physical Distancingのためルームメイトはいない場合が多いことなど無視

・図書館もパンデミック規制で閉まっているところが大多数なことも無視 

・英語圏の礼儀を無視した失礼な内容

 

過去ず〜っと観察している日本人留学生は、英語で頼み事をするのがとてつもなく苦手です。

不適切な英語表現や、マナー無視の日本人学生が多いですよ。

結果として、現地の人たちには好感を持たれず、結局孤立し学位も取れずに帰国する日本人をたくさん見てきました。 

そのマナー無視、失礼な日本人留学生が使う英語の見本のような対話を大学入試の問題に使うとは一体どんな神経かと。

 

Can you ~? とだけの簡単な表現でルームメイトに「USB忘れて来たから持って来て!」と頼んでいます。 「なんて偉そうなやつ、一体何様?」という頼み方です。 相手の事情も考慮せず、ただ自分のことだけを一方的に述べ「持って来て!」

実際のカナダでは、何も相手への配慮なしの Can you ~? は失礼にも当たります。

日本人学生に失礼な英語表現を教えるのが「お笑い大学共通テスト」の目的でしょうか?

 

ルームメイトに部屋を探させた後、結局USBは自分が持っていたことが判明。 そこでも何のマナーもありません。

‘Thank you’の一言もないままです。 こんな失礼な英語しか使えない留学生は、あっという間に周りからいい人がいなくなる典型的な落伍留学生タイプです。 日本の大学に入るためには「失礼な英語」を使える必要があるということですか?

 

英語はカジュアルで気楽な言葉という大きな間違った思い込みをしたテスト制作者の、恐ろしい勘違いから出来た問題でしょうね。

このテスト制作者と同じ低レベルにならないようにね、受験生のみなさん。

 

 

〈お笑い共通テスト2〉Readingの内容が実に低俗で、大学というアカデミックな中に入る学生を馬鹿にしているとしか思えない内容

 

例えば2番、ファンクラブへの入会とその詳細についての問題。 一体このどこがアカデミックな大学につながるのでしょう。

こんなの高校も出てないカナダ人でも読めますよ。

 

もともと外部テストに頼るはずが、突然の政府の心変わりで急遽作成したテスト。

世界のどこにも通用しないTOEICの低俗さをパクったか、それともTOEFL/IELTSも扱っている英語圏での大学生の日常を扱ったテーマを真似ようとして失敗したか。

TOEFL/IELTSが日常に関するテーマを使う時には、その情報自体が大学での生活に必要なケースがほとんどです。

ファンクラブ入会? Give me a break!

 

どんな問題であれ、大学へのテストならば、Reading教材を読んだ学生がそこから何かを学べるべし。

内容のあるReadingをすることで脳が刺激され、思考能力も促進されますが、こんなお粗末なファンクラブ入会案内を読まされた受験生が非常に哀れです。

 

 

〈お笑い共通テスト3〉一番最後にやっとサイエンスっぽい、アカデミックっぽいReadingが登場してますが、完全日本式に書かれたものです。

 

一貫したテーマもなければ、結論もありません。 執筆した人の英語レベルは、カナダの大学でスコアがつくとすればC-。

いや、落第かも。

 

問題はこう始まります:You are studying nutrition in health class.

 

・’health class’? 何の事? 大学にも、高校にもいや中学にもそんな授業はありませんよ。

あるとしたら小学校? その話でしょうか? そのくらい調べてから問題作りましょうね、文科省さん。

 

・爆笑ものの間違い: こんな事、またしても調べもせずに書いてます。

In fact, young people say “Sweet!” to mean something is “good” in English.

NO, THEY DO NOT!

 

これから英語圏に行こうとしているみなさん「やった!’Sweet’使ってみよう!」などとは絶対思わないこと。

50歳過ぎのおじさんかおばさんだと思われますよ。

’Sweet’はGenerationXと呼ばれる世代(今は50代)が好んで使った言葉で、今は相当の時代遅れです。

普段耳にすることもありません。 このお笑いテストは嘘も教えるんですね。

 

今の若者が使う言葉? カチカチ頭の日本政府が腰を抜かすような言葉です。

“Dope!”

元々は非合法の薬物を指す言葉ですが、今はマリファナを指す場合が多いです。

カナビス(マリファナ)が合法であるカナダでは、”Good!”と同じ意味で使われているのも納得です。

 

・アカデミックぶった内容にも関わらず、使用している英語が口語すぎる箇所が目につきます。

固い内容の文章にいきなり’lots of’が登場。 実際のカナダの高校ではEnglishの教師が使用禁止にするほどの口語的、曖昧な言い方です。

 

・一体何がテーマなのか、最初の段落でも明確ではないし、最後まで読んでもやっぱりはっきりしません。

誰が書いたものなのか非常に知りたくなりましたが、上でも述べたようにこの人のWriting能力は低いです。

カナダの大学卒業は無理ですね。

_________________________ 

まだまだまだまだありますが、全部書くと一冊の本並みの分量になりそうですので「大学共通テストお笑い劇場」はこのあたりで幕をおろします。

 

小学・中学・高校と、ふんだんに自由時間があり、自分の能力を最適に伸ばすはずの人生の貴重な時期を、受験準備に費やした日本の生徒たちがとても哀れです。

すべてを諦め、勉強に埋没した結果を試すテストがこれ?

 

日本の生徒たちがみんな一斉に街に繰り出し、反乱を起こしてもいいほどのいい加減なお粗末なテスト内容に、カナダから火を噴きながら怒っています。 

 

「自分の学力は自分で守る」時代にいよいよ突入ですね。

 

本当の英語能力をつけたいですか?

 

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