ピアノ教室コンサルタントの藤 拓弘です。
今回は、シリーズで「ピアノ教室開校のポイント」について書いていきたいと思います。
ピアノ講師に資格は要らないけれど・・・
ピアノ教室の先生は、たいていがご自宅で教えてらっしゃる方が多いと思います。最初は、ご近所のお子さんを見てもらいたい、とお願いされてレッスンを始めたら、どんどん生徒さんが増えた、という先生もたくさんいらっしゃいます。
「ピアノ講師」になるためには、資格は必要ありません。
自分がピアノを教えるための技術がある、と思えば誰でも教室を始めることができます。
ですが、私はここにちょっとした落とし穴があるのでは、と思っています。
高い専門性と責任が必要な職業
資格がなくても教えられる、とは言え「ピアノ講師」という仕事にはかなり高度な専門性と、責任感を必要としますよね。
私が考えるピアノ講師に必要な資質については、次回に譲りますが、さまざまな性格を持つ人間と良好な関係を保ちつつ、生徒さんそれぞれのニーズに合わせたレッスンによって、確実にピアノを上達させなければいけない「責任」を負うわけですから、かなりの専門性が必要になってきます。
また、一度預かった生徒さんは、5年、10年と長いタームで教える、という責任もでてきます。
「引っ越すから教室を閉めよう」
「疲れたからやめよう」
というようなことがなかなか出来ないのですね。
生涯続けることができるかどうか
ピアノ講師の仕事に重くのしかかってくる「重大さ」を考慮に入れず、「手軽」というだけで、ピアノ教室を始めてしまった先生は、大抵後悔される方が多いようです。
ですので、ピアノ教室を始めるのであれば、まずは「自分は本当にこの仕事を10年、20年続けられるのか」ということを深く自問した上で、始められることが大事ではないか、と思います。
この辺りは、次回以降にお伝えする「自教室のコンセプト作り」にも深く関わってくる事項ですので、熟考が必要かな、と思っています。
現在、ピアノ教室運営のエッセンスをメールマガジン「成功するピアノ教室」にて執筆中です。
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