- 寺崎 芳紀
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
-
03-5858-9916
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
10月22日に実施された介護給付費分科会において、訪問介護サービスが俎上に上がり、様々な議論が行われたことは、先日もこのコラムで書かせていただいた通りです。
その中で、来年度報酬改定で「看取り加算」を新設する検討に入ったとのことです。
私は過去に、訪問診療の仕事をしていたことがあります。
患者様宅へ訪問同行した際によくヘルパーさんとやり取りをすることがありましたが、特に看取り期においては、ケアマネさんやヘルパーさんの関わりが非常に重要であることを、私は痛切に感じておりました。
終末期に突入したご利用者様は、どうしても介助量が増えるため、介護度が高い方が多いのが実情です。
ですので、ヘルパーさんの介入が増えるわけですが、ご利用者様は精神的に不安定になることが多いため、そのフォローをヘルパーさんが行うケース、かなりあるのです。
ヘルパーさんは、通常の身体介護や生活援助等をするのが仕事であるわけですが、こういう精神面のフォローは終末期の方にとっては非常に重要であります。
そうなるとどうしても時間がかかり、次の援に支障を来すだけでなく、そういうヘルパーさんの努力が報酬に反映されないといいうジレンマがありました。
ですので、ヘルパーさんが提供したサービスに対して、報酬として評価するというのは非常によいことだと思います。
正式な決定ではありませんが、この加算の新設は、決定となる公算が強いと言われています。
ただし、加算の算定要件が厳しいものであると、あまり意味をなさなくなるような気もします。
そのあたりは、委員の方々で考えていただき、よい方向に進めていただきたいものです。
このコラムの執筆専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
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