- 寺崎 芳紀
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
- 東京都
- 経営コンサルタント
-
03-5858-9916
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
こんにちは!株式会社アースソリューションの寺崎でございます。
いつからかは全く覚えていませんが、世間話等でも仕事の話でもやたらに「横文字」「カタカナ言葉」を使う人が出てくるようになりました。
私もたまに使ってしまう時もありますが、基本的にはあまり好きではないので、極力カタカナ言葉や横文字gは使わないようにしています。
9月14日に、第185回介護給付費分科会が行われました。
今回は「自立支援・重度化防止」というテーマで、これまでに出た様々な意見についてまとめた資料がサイト上にアップされ、その内容に基づいて意見交換がありました。
内容については、今後の介護保険の持続化の観点からも、非常に重要な論点になります。
公開された資料は、しっかり読み込むとして・・・
大変気になったのが、横文字やカタカナ言葉がやたら多い、ということ。
例えば、資料を見ても、これだけあります。
エビデンス
アウトカム
クリームスキミング
フレイル
インセンティブ
CHASE
バーセルインデックス
VISIT
ポリファーマシー
スクリーニング
フィージビリティ
ストラクチャー 等々
中小企業診断士試験でもかなり横文字が出てきますし、ビジネス書にも出てきますので、私はそれほど違和感はありません。
しかし、それでも上記の言葉をすべて知っているわけではありません。「フィージビリティ―」など、初めて聞きましたよ。
この資料は、誰に寄せて作成されたものなのでしょうか。
それによっては、横文字を並べまくるのには少々問題があるように思います。
勉強すれば済むことなのですが・・・
でも、読み手にとってわかりにくい文言や表現を使う時は、気をつけなくてはならないと考えます。
特に最近そう思うようになったのは、子どもの存在です。
私には小学1年生の娘がいるのですが、当然ながらまだ語彙力がありません。
自分にはわかる表現でも、子どもにはわからないのです。当たり前ですね。
私は自分の子どもを、小さい頃からあまり子ども扱いしないようにしていますが、それでも会話をするときは極力平易な表現を使うようにしています。皆さんもそうですよね。
「自分だけわかっている」という独りよがりな表現や話し方をし、相手のことを考えないことは本当によくありません。
横文字やカタカナ言葉もそうだと思います。
上記の理由から、私は極力横文字等は使わないように気をつけているつもりです。
官僚が作る資料は、本当にわかりにくい。
この方々は本当に優秀で頭のよい集団です。ですので、官僚たちが作成した資料が理解しにくいのは、こちら側の問題?という部分もあるかもしれません。
しかし、頭の良い方々であれば、平易な表現で文書作成をすることなど、簡単にできるはずなのではないでしょうか。
難しいこともよく知っている方、知らなくても勉強熱心な方もたくさんいます。
ですので、読み手もある程度の勉強は必要です。
経験は確かに何物にも代えがたいものではありますが、それでも知識の習得は必要だと思います。
反面、話し手・伝え手の側も、読み手のことを理解した上で行う必要はある。
それが、コミュニケーションなのではないでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 寺崎 芳紀
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社アースソリューション 代表取締役
介護事業所の開設から運営まで、オールワンでお手伝いいたします
有料老人ホーム施設長・訪問・通所介護管理者・老健相談員、事業所開発等の経験を活かし、2007年7月に弊社を設立しました。介護施設紹介サービスをはじめ、介護事業所の開設・運営支援等を行い、最近では介護関連の執筆活動にも力を入れております。
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