- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
超保守のアルバータ州、生徒にClimate Strike参加の許可を出さず
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今日の午前中はいい天気。
青空が広がる中、バンクーバーダウンタウンまで。
そして今日はGlobal Climate Strike の日。
小学校から大学まで、学生たちが午前10時にいっせいに授業を放棄し、環境を守るスウェーデンの活動家、15歳のGreta Thusbergを支持するためのデモを行う日です。
バンクーバーの街角にもプラカードを持ったTeenagerたちが闊歩。
小学校の塀には生徒がよじ登り、路行く車にプラカードを大きく掲げて声をあげていました。
ドライバーたちもクラクションを鳴らして支持を現します。
そんなバンクーバーの光景を見ながら、アルバータ州カルガリー教育委員会のとんでもない傲慢さを示すのニュースを読みました。
10歳の小学生Liv Bartonもデモに参加したいと、級友をまとめ、先生の協力を得、この日のために準備をして来たところ。
カルガリー市教育委員会から「禁止」との通達。
「教育委員会主催のイベントでないから」が禁止理由です。
先日の選挙で保守政権がコントールするようになったアルバータ州。
ますます、昔の差別的保守政治に逆戻りしているようです。
3年暮らしたアルバータ州、特にカルガリー市、田舎の地域では「オイルを掘れ〜」「オイルを使って何が悪い!」。
日常の立ち話でもこんな話題が多いです。
環境を守る運動とは完全に逆行した政治になりましたし、男女差別・人種差別もそれに連れて後ずさりを始めた気がします。
Tim Hortonsが試験的に販売している植物から作ったハンバーガー提供をやめたのもアルバータ州です。
たくさんいる田舎のランチャー(肉牛を育てる農場を経営する人)の機嫌とりのためです。
そんな態度が、今回の小学生のGlobal Climate Strike参加禁止に動いたと思えてなりません。
個人の自由を尊重するはずのカナダで、非常に残念なことだと感じます。
カナダへの留学を考えている日本のみなさん。
アルバータ州では、本来のカナダのいい所を十分経験することが難しい時代だと思います。
私がバンクーバー地域に戻った理由の大きな要因です。
広い広いカナダでは州によって、まるで外国ほど文化も人の考え方も態度も違うことを認識し、留学先選びをして下さいね。
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このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
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- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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