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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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カナダで最も危険な10の地域 - 高校留学に気をつけて!

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2018年のカナダの国全体で最も危険な地域リストです。

The Top 10 Most Dangerous Cities in Canada 2018

 

危険順ワースト10です。

(派手な高校留学プログラムを持ち、日本人留学生を一生懸命勧誘している地域は赤で示しています。)

 

1.North Battleford, Saskatchewan州

2.Thompson, Manitoba州

3. Wetaskiwin, Alberta

4. Prince Albert and area, Saskatchewan州 

5. Portage la Prairie, Manitoba州

6. Red Deer, Alberta州

7. Williams Lake, British Columbia州

8. Quesnel, British Columbia州

9. Langley, British Columbia州

10. Prince George, British Columbia州

 

これはCrime Severity Indexというカナダ政府が使用する指標を基にしたワースト10リストです。

犯罪件数、犯罪の凶悪さ、をその地域の人口で割ったものがIndexです。

 

赤字にしている「日本からの高校留学生」を多く集めているアルバータ州Red Deer, BC州Langleyはかなり厳しい環境です。

特に2018年になってからのCrime Severity Indexが急激に悪化、凶悪犯罪の急増が数字に示されています。

 

Red Deerコラムでもたびたび書いていますように、Yellow Vestという白人が移民を嫌う運動の本拠地であり、そこに白人至上主義のギャングも参入し移民が怯えて暮らす環境となってしまいました。

 

Langleyはもともと、バンクーバー近くの住宅価格高騰のため子供のいる世代が逃避して来た地域です。

1990年代に安い住宅を供給し、急激に特に低所得層の白人人口が増えました。

「白人の多い町」と留学プログラムが売り物にしているのを聞いたことがありますが、実は新しくラングレーに来た白人家庭の子どもたちは親が共働きで住宅ローンを必死で払う間、放って置かれしつけもなってない状況が大きな問題となり久しいです。

 

韓国、ベトナム系の移民も多い町で、それら移民の子供と白人の子供とがギャングまがいの抗争を繰り広げるさまもよくニュースになっていました。

Drive-by Shootingと言い、学校にいる敵の生徒を車から銃撃する事件も起こって来た町がラングレーです。

やはり、状況は改善するどころか、悪化していることがこのCrime Severity Indexにあらわれていると感じます。(コラムもありますのでお読み下さい。)

 

Langley教育委員会の留学プログラムのサイトにはこんな宣伝文句が並んでいます。

“Langley is a safe, clean, peaceful, welcoming and family-orientated region of Greater Vancouver.”

「ラングレーは安全で平和な町です。家族を中心とした町は留学生を歓迎します。」

あれ?

カナダの危険な地域ワースト10にしては変てこなセールスですね。

 

ワースト10には入っていませんが、同じく日本から高校留学生を積極的に勧誘している下記の地域もかなりIndexが高い、すなわち犯罪発生率がかなり高いと言えます。

 

16位 Penticton, BC州 (風光明媚で安全を売り物にしています)


23位 Kamloop, BC州 (  同上  )

26位   Lethbridge, アルバータ州 (アルバータ州の南の端にある町。自殺率が異常に高い地域でもあります。)

30位   Victoria, BC州 (留学生獲得にはかなりの策を講じている地域。妙な拝金主義の学区でもあります。)

32位   Surrey, BC州 (車の窃盗が北アメリカ1という異名を取ったことのある町)

34位   Kelowna, BC州 (綺麗で平和で安全でフレンドリーな環境に留学して下さいと宣伝)

35位   Vancouver, BC州 (他民族主義のモデルVancouver、大きな街ですので問題は多いです。)

37位   Nanaimo, BC州 (お勧めでない地域としてコラムを書きました。貧困層が多いです。)

39位   Mission, BC州 (新しく留学プログラムに参入した地域ですが、危ないですね。)

41位 Cowichan, BC州 (平和、安全、フレンドリーが売り物の留学生勧誘はおかしい。)

44位   Campbell River, BC州 (いじめが犯罪に発展したニュースが最近も入ってきました。)

45位   Courtenay, BC州 (Vancouver Islandにある地域。青少年犯罪が目立っています。)

54位 Maple Ridge, BC州 (もともと好ましい地域ではありませんでしたが、やっぱり。)

 

パートナーのRobert McMillan のData Analysisの仕事上、カナダの犯罪データと各地域の特徴のCorrelationsを分析中行き当たったCrime Severity Indexです。

 

カナダ高校留学希望者には、まず公開すべき資料だと思いコラムで提供致しました。

未成年の高校生を外国に送る前には、必ず考慮していただきたいIndexだと思います。

 

 

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カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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