
- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- クリティカルシンキング/バイリンガル教育
「カナダ高校留学の実態」eBookを発表し、「高校留学プログラム受入School Board」サーベイ結果を公開。(PDFでの公開は現在準備中)
30年に渡る「高校留学」の裏事情を発信する活動に一区切りついた今、読者のみなさんへのお願いがあります。
プラスの情報も、マイナスの情報も、どんな情報でも実際に高校留学を経験した方からの情報をいただきたく思います。
もっともっと、「本当にこんなことが起こってます。」「実はこんなこともあります。」「ここが良かったです、」「これは話が違っていました。」とか、何でも情報をいただけるとそれをリレーする形で、更にたくさんの留学中・留学予備軍の方たちに役に立つと考えます。
みなさんのご協力で、現在留学中の方、留学を経験した方、これから留学を希望する方々の遭遇した「真実」に更に近づければと思っています。
カナダの受入学区担当者はこう力説します。
エージェントも同じことを言います。
「カナダは安全ないい国、教育レベルの高さも世界が認めます。」
同感です。
意義はありません。
それだけ教育レベルの高い国だからこそ、受け入れる留学生の適正・能力を厳しく判断し、10,11,12年生レベルの授業に対応出来る生徒のみに限定すべきだというのが、30年間続けている主張です。
高い学力を持ち、自己動機づけの出来る日本人高校生には、カナダの教育制度は大きな魅力であり、能力をお大きく伸ばしてくれる原動力となります。
そうでない日本人留学生には、常に孤独で劣等感に苛まれる残酷な体験となってしまいます。
完全にビジネス化してしまった「高校留学」の世界では、そんな深刻な事実が隠されていることが問題だと主張して来た30年です。
近い内にCanadian Association of Public Schools-internationalを訪ねる予定です。
留学プログラムを持つカナダ中のSchool Districtがグループを作り情報交換しているNPOです。
「話をお聞きしたい」とご招待をいただきました。
留学なさった方からの貴重な情報を抱え、日本人高校留学生をもっともっと真剣に考えるよう訴えかけてみたいと思っています。
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昨日こんな報告をいただきました。
「受入学区調査」で返信なしリストにあった学区で留学中の方からです。
カウンセラーも相談に乗ってくれ、無事卒業にこぎつけそうとのこと。
嬉しい限りです。
余程の努力をなさったんでしょうね。
こんな成功例のご報告は、春が来たカナダの空のように爽快です。
このコラムの執筆専門家

- 大澤 眞知子
- (クリティカルシンキング/バイリンガル教育)
- Super World Club 代表
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