アメリカの不動産価格は下落しており、差し押さえ物件はこれからも上昇すると思われますがダイナミズムも生まれてきております。
中古住宅販売は毎月25日に発表される指標で景気変動に対する先行性が比較的高いと言われています。これが大方の予想では当然ながらマイナスだと予想されていたので一時ダウも200ドル前後の大幅上昇をしました。
先行して発表された住宅着工件数も景気動向に敏感で、許可件数が先行指標とされていますが、そちらはあまり振るわなかったので意外感を持って受け止められたようです。住宅投資が活発になると、それに伴って家具や家電製品の購入も増加するなど波及効果があります。
ただ、住宅の中間価格が15.3%下落しており価格下落の中で活発な底値拾いの売買が行われ出したという状態かと思います。実際海外のSNS経由でコンタクトのあるブローカーによると非常に活発な売買が行われており、バーゲンハンティング的な買いが入っていると11月、12月位から言っておりました。
「日経ネット参照
【ワシントン=大隅隆】全米不動産協会(NAR)が26日発表した2008年12月の中古住宅販売件数は季節調整済みの年率換算で474万戸で前月の改定値(445万戸)と比べ6.5%増えた。市場予測平均の440万戸を大幅に上回ったが、前年同月比では3.5%減。住宅の中間価格は前年同月比15.3%下落し17万5400ドル(約1567万円)。
08年の年間販売件数は前年比13.1%減の491万2000戸で1997年以来の低水準となった。年間ベースの中間価格は同9.3%減の19万8600ドル。(00:53) 」
現在不動産市場も金融化・グローバル化しており、日本の不動産投資をされる人も海外市場特にアメリカの不動産市場の動向には注目すべきかと思います。一つの今年の大きなきっかけはロンドン後のオリムピックの開催地の決定と想定しております。
(2009年の10月に発表になり、シカゴ、東京等が争っています。オバマ大統領の出身のシカゴがにわかに有力視されています。その辺りで投資を呼び込めればアメリカは底打ちで、日本は…)http://www.minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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