既存の管理会社がリフォームの為に取った見積もり書が通常よりも倍近い金額であったという事でチェックの為にセカンドオピニオンを取りました。他の内装業者が内容をカタログと見比べて調べるとユニットバスをバストイレ別のユニットに変更するという内容が組まれていました。
更にトイレはウォシュレット付きという大幅なアップグレードの内容になっておりました。
確かに管理会社の立場としてはバリューアップして賃貸付けがし易いベストの状態にするのが良いのは分かりますが、立地や既存のテナントの構成等とのバランスを取らないと効果の薄い投資になってしまいます。
対象物件はJR山手線の大崎駅徒歩7,8分の築20年以上経っているアパートで品川区西品川に位置します。下町的な住宅街の中にある木造アパートでセキュリティもそれ程良くないので女性の入居者がゼロの物件でした。入居者の殆どが近隣の立正大学の学生でウォシュレットが付いているか否か
よりも、1000円でも家賃が安い方がありがたいと思われる物件です。(家賃も6万円前後)
いかにも「やり過ぎ」と思われるリフォームの内容でした。リフォーム内容は適材適所でやっていかないと効率が悪い投資になってしまいます。
もし、これが例えば渋谷区神宮前の築15年程度のワンルームマンションであれば、この様なバリューアップの効果が経済的に見込められたでしょう。
http://www.minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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