- 大澤 眞知子
- Super World Club 代表
- カナダ留学・クリティカルシンキング専門家
「高校留学したら日本の良い大学への入試が簡単になりますか?」「いいえ」
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「カナダ高校留学の実態」eBookに大きな反響をいただき、現在無料相談実施中です。
相談で出会った多くの親子が困っている問題が、この質問に集約されていますね。
留学したものの、思っていたのと違う、先が見えない。。と立ち往生した親子には、具体的にそこからの道のりをご相談させていただいています。
【質問】
留学中の高2です。
とにかく留学が辛いです。 友達がいない、家族がいない、毎日がつまらない、楽しくないです。学校でも1人っていう状態です。積極的ではないため友達が欲しくても中々勇気が出ずその簡単な1歩が踏み出せません。怖いのもありますが自分に自信がありません。 私は今の人生が全然楽しいなって思えません。 私は留学にそんなに行きたくなかったですが親が大学に入りやすいから行けと言ったので行きました。 ですが、1年終えた今かなり精神的にも辛くストレスになっています。
日本に戻って学生生活をすることは可能ですがそれをしたところで親は喜ばないし、大金を払ってもらってるのに逆に無駄なことをしてしまったと思わせてしまうと思います。 辞めたいって言ったら多分親はそしたら大学はどうするの?と聞くと思います。親はいい大学に出てほしいと私が小さい頃から望んでいるので。 辛いことばかりなのですがどうしたら頑張れると思いますか?
【回答】
どちらの国に留学されているのか不明ですが、公立高校が積極的に留学生の受け入れを行っているカナダの状況から回答致します。
「カナダ高校留学の実態」というeBookをたくさんの方にダウンロードしていただきました。
それを読まれると、質問者の親御さんの「高校留学についての間違った思い込み」が浮き彫りになってくると思います。 ダウンロードは無料ですので、ぜひお読みになることをお勧めします。
30年近くに渡り、カナダにやってくる優秀な日本人学生の支援、また「カナダに来たものの。。立ち往生」というSOSへの対応を行っております。
カナダ在住です。
30年近く目撃してきた「カナダ高校留学の実態」を、お読みになった親子とのHangout での無料相談も現在実施中ですが、あなたのおかれている現状は「非常に多く見受けられるケース」です。
残念ながら、エージェントの嘘と、受け入れスクールボードの無責任さ、日本の外をよく知らないまま自分の思い込みのみで子供を高校留学に送り出してしまった親の甘さに、日々衝撃を受けております。
今回のご相談を簡単に分析すると次のようになります。
1.「高校留学することで大学に入りやすくなる」というのは現実を知らない間違った思い込みです。
・確かに「帰国生入試」の競争率は低いかも知れませんが、この制度は主に親の仕事で海外の高校を卒業せざるを得なかった日本人学生のために出来たものです。
個人で留学した学生については、各大学の方針をよく調べる必要がありますね。
✔︎「良い大学」に「帰国生入試」で受け入れてもらうためには、留学先での良い成績が必須です。 少なくとも平均B~B+は必要だと思われます。
ストレートAがほしいと言っても過言ではないですね。
✔︎ SAT, TOEFL, IELTSなどの高いスコアを要求する大学も多いです。 また、日本の中学・高校時代から培った高い日本語能力も見られます。
(この英語能力に関しては、日本の大学によると「日本の高校の受験生の方がはるかに高い英語能力を持つことは明らか」と断言しています。 ですから、せめて「日本語能力」だけでも高いことを要求するんだそうです。)
本当に日本の良い大学に行くことが希望であれば、日本の受験勉強からの方が簡単だと思います。 帰国生入試には、各大学の裏の思惑に左右される選別となる可能性が高そうです。
2.「このまま頑張る価値がある」高校留学にするために、下記のふたつが絶対必要条件です。
✔︎ 学校のスポーツ活動に飛び込み、ひとりでもいいから友達を作ること。 留学先の現地高校生は英語の出来ない留学生にはほぼ興味がありませんが、言語を余り必要としないスポーツ活動では、以外に心を開いてくれるケースが多いです。
今まで面倒をみた留学生で、友達を多く作った生徒はみなスポーツ部に入っていました。
せめてひとりでも、普段から「友達」と呼べる存在なしでは、楽しいはずの10代後半の人生が余りにもさびしいですね。
✔︎ この1年の成績が優秀であること。そして、残り履修単位を高い成績で、あと1年で取れる可能性があること。
ESL, ELLの単位は含めません。
成績もCが並んでいる状態では、留学を続けるだけお金と時間の無駄になります。
学校のカウンセラーと相談し、あと何をどれだけ履修すれば卒業出来るのかを明らかにすることが大切です。
まだまだ、たくさんの単位が残っており、1年ですべて取り終えしかもB以上の成績を取る事が不可能が思う場合は、長く成果のない留学となると思います。
この2つがクリア出来るかどうかが「帰国すべきか留学を続けるべきか」の大きな判断基準になりますね。
もし、カナダ高校留学中の方でしたら、単位数、卒業に向けて必要なことなど、現在Hangout 無料相談中ですので、お問い合わせ下さい。
Let me help you.
このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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