それは2004年の秋です。大型の台風が関東地方に上陸し豪雨をもたらしました。
古い擁壁は悲鳴を上げ、足下がすべり大きなクラックが入ったのです。擁壁としての機能もほぼなくなったわけです。
擁壁の修復に焦点は絞られました。が、予算的にも計画が狂うのはいうまでもありません。
オーナーはもう一度予算を組み直して、ここまでならいけるというものを提示してくれました。
設計は、すでにコンクリート案でほぼ固まっていたところだったんですが・・。
このコラムの執筆専門家

- 納谷 新
- (建築家)
- 納谷建築設計事務所
「Why」を突き詰めると、家の本当の役割が見えてきます
例えば「ここに窓が欲しい」と思う気持ちは、記憶の産物でしかありません。欲しい「why」を突き詰め、家作りで答えを出すのが僕らの仕事です。家への思いを遠慮せず話して下さい。楽しくて新しい家を一緒に作っていきましょう。※僕が納谷兄弟の弟です
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