- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、中国人民銀行の発表によれば、11月末の外貨準備高が、
前月より691億ドル(8兆1500億円)減少し、
3兆516億ドルになったとのことです。
これは、5年8か月ぶりの低い水準です。
中国の外貨準備高は、2014年がピークで約4兆ドルあったため、
1/4が減少したことになります。
主な要因としては、トランプ氏が米大統領に当選以降、
急激な米ドルの上昇に対し、
「ドル売り・元買い」の為替介入を行ったことです。
さらに米長期金利が大幅に上昇したことにより、
外貨準備で保有していた米国債の価格が下落したのも響きました。
中国の通貨当局は、今回の元の急落を受けて、
海外との資本取引の管理強化を図ると共に、
海外送金や両替にも規制をかけ始めました。
しかしながら、国民の動きも俊敏です。
元の急落後、仮想通貨ビットコインへ大量の資金が向かうと共に、
規制の対象とならない、外貨建ての保険商品などに、
積極的に資金を移しています。
様々な“歪み”を抱える中国にあって、
「統制経済」の限界も見え隠れし始めました。
来年は、「米国の動向」が最も注目されていますが、
その裏で、「中国の行方」にも注視が必要な年となりそうです。
それでは今週末も、世界が平和で、穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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