今日から3月。3月のイベントにはお彼岸があろうかと思います。
お墓参りをするに当たり「ウチのお墓は土葬なんです」、と話題にはなることは無いでしょうね…。
私は「死後は必ず火葬する」ものと思っていました。
法律(「墓地・埋葬に関する法律」)では、火葬でも土葬でも、どちらでも良いそうですね。
しかし、条例によって「土葬を禁止」している自治体があったり、「基準の下に許可」している自治体もあるようです。
また、5年前の東日本大震災では火葬が追い付かず、土葬を執り行ったご遺体もあったようです。
そもそも、皇室・皇族方は土葬が基本です(生前のご希望により火葬されることもあるそうです)。
ところで。
人間の身体は、およそ60%は水分だそうですね。
火葬する場合は、かなりの火力と、火力を得るための燃料が必要になります。
昔の日本で、燃料と言えば薪です。
火葬するための火力を得るためには、貴重な薪を、かなり使わなくてはなりません。
薪では大きな火力を作れませんからね…だからこそ、今では薪を使わないのですが。
まあ、そういった燃料(=薪)の事情もあって、
古くから、日本では土葬だったのかな、とも思いました。
昨今の終活ブームに、彼岸の時期が重なり土葬という埋葬方法に想いを馳せてみました。
このコラムの執筆専門家
- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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