- 寺岡 孝
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
- 東京都
- お金と住まいの専門家
-
03-6202-7622
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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住宅ローンの金利は超低金利時代へ
マイナス金利が導入されて、いろいろと変化が起きている金融業界。
はたしてこの施策は今後、どう影響してくのだろうか?
特に恩恵を受けるのは、これから住宅ローンを借りる人。
やはり、金利は低い方がいい。
しかしながら、現状では長期金利に連動している固定商品の住宅ローン金利しか下がっていない。
10年固定金利は致し方なく金利を下げ始めている。
ただ、これはあくまでも10年間の金利だけを約束したもの。
返済期間すべての金利を約束しているわけではない。
金融機関も金利をさげたからといって、だれにでも貸付することはない。
日銀がいう借りやすくなるというのは本当はどうだろうか?
ローンの審査基準は厳しくなる?!
今後、想定されることはいくら金利が安くても、銀行のローン審査基準はより厳しくなる可能性が高い。
低利で貸したはいいけど、返せる見込みがあるかどうかの判断はシビアになるはずだ。
担保評価も辛めで見たり、延滞履歴も確実に見逃さないだろう。
また、いわゆる属性のいい人でないと、すんなり貸すことはない。
今、住宅を買いたいと思うひとは、既存の車のローンやクレジットのカードローンなども借りている場合が多い。
以前、ローン審査が通らなかった人もこの機会に再度、購入を考え始める。
また、若年層の収入が4~500万円あたりの方も、低金利で審査上の借入上限額が増えれば、
買いたいと思い始める。
ただ、そういった属性での借り入れは、銀行にとっては審査は厳しくしていくだろう。
保証会社は万一、返済不能で抵当権行使をしても、債権回収に時間や過少金額しか回収見込みがない案件に
なりそうだとの判断すると審査は不可。
特に、高値の不動産価格の現状を見ると、新築価格満額で融資しても10年後の残債額とその時の
実勢価格の乖離が大きくなる可能性が高い。
そうなると、債権回収が難しくなるから、審査は今までより厳しくなると考えるべきだろう。
ところが、お金は貸さないと銀行もやっていけないので、どうしても安定した返済ができる人、
つまり公務員や上場企業勤務の方々への融資をしたくなるのが銀行側のホンネだろう。
こうした点から、属性があまり芳しくない方々には、ますます借りたくても貸してくれないということになりそうだ。
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