- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:家計・ライフプラン
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
- 吉野 充巨
- (ファイナンシャルプランナー)
こんにちは!
さて、財務省の2015年国際収支速報によると、
海外との総合的取引状況を表す経常収支が、
前年比6.3倍の16兆6413億円の黒字となりました!
中でも、海外への証券投資や海外子会社などからの配当金など、
第1次所得収支が20兆7767億円の黒字と、大きく貢献しています。
一方、原油をはじめとするエネルギー価格の下落により、
輸入額が減少したことから、
貿易収支は6434億円の赤字に縮小しました。
その他、訪日外国人が1973万人と過去最高となったことを受け、
1962年以来、旅行収支は1兆1217億円の黒字となったほか、
特許の使用料などの知的財産権等使用料も、
2兆4034億円と拡大しました。
経常収支の黒字額は、2011年の震災前の水準にほぼ戻りましたが、
その“中身”は大きく変わっています。
当時は、輸出による貿易黒字がけん引役でしたが、
現在は、海外からの所得収支、旅行収支、そして知的財産権などで、
黒字額を確保する形となっています。
成熟国家となった日本にとっては、
海外からの所得収入、そして観光立国、知的財産など、
まさに“強み”を活かした
好ましい状況になってきたのではないかと感じています。
あとは、この経済成長をしっかりと維持していくとともに、
喫緊の課題である「財政の健全化」です。
“稼ぐ力”は、徐々に良い方向に向かってきましたが、
年々膨れ上がる財政赤字を止めない限り、
日本の将来不安は増幅するばかりです。
あまりにも“バランスの悪い財政の立て直し”が急務です。
「成長戦略」と「財政再建」、
避けては通れない日本の生き残る道と言えるでしょう。
それでは、この週末も穏やかな日々をお過ごし下さい!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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