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ブログアーカイブ(2013年9月)
(この記事は2013年9月のOfficial Blogよりご紹介しています)
「画像処理とはチープなエフェクトを適用することではない」
と、先般の記事を書いたが、そう誤解している人たちが増えるばかり。
画像処理の目的は、カメラの設定や操作だけでは絶対に追い込めない階調の表現を煮詰め、最終使用用途に適したデータに仕上げることにある。
カメラの設定を変更する、操作する、といった要素は、概ね露出(シャッター速度、絞り、ISO感度)に関することと、画角を考慮したレンズ焦点距離の選択、そして見栄えを左右する重要な光線の具合、最後に構図、でほぼ決まる。
しかし、こうした部分をどのように操作しても階調を自由に操ることは難しい。
「暗めのイメージ」が欲しい、といった例を考えるならば、露出をマイナスにする操作を行うものの、それだけでは「単なる露出不足」で「暗いだけの写真」になってしまう。
明暗差、階調をコントロールすることで、暗めの印象を維持しながらもハイライトにメリハリをつけシャドウを潰さない、といった表現が可能になってくる。
写真の画像処理とは、こうした目的のために行うものであり、プリセットで用意されているチープなエフェクトを当てがうことを画像処理と呼ぶのではない。
カメラと言えばスマホに標準で備わっている、ものしか知らない人たち。
画像処理と言えば、エフェクトで処理することだと思っている人たち...。
(続きはOfficial Blogにて)
「画像処理の目的は階調を豊かにすること」http://and-em.com/blog/index.php?no=r2322
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