- 宮本 陽
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対象:写真撮影
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もう随分と前のメールに記載された一言。
「フィルター嫌いの先生はご覧にならないかもしれませんが、よろしければ見てやってください...。」。
最近、この方のアカウントは消えBlogも無くなった。
フィルター万歳!だった人。
単にフィルター処理そのものの好き嫌いで言うのではなく「そのフィルター適用に意図が見えない」から評価できないのである。
なぜ、その色カブリを発生させるのか?
なぜ、その階調を破壊するのか?
なぜ、そのコントラストを破壊するのか?
適用する理由が見えない。
もう耳タコだが、パッと見の意表をついて「いいね!」を集め、トラフィックを増やすためのマーケティング手法の媒体に、こともあろうか写真が使われてしまった...。
だから意外性だけを与えればそれでいい。
そんな時流。
しかし、こうしたフィルターを適用している作品の多くは「明確な意図が見えない」。
だから写真作品としてのアピール力に欠けるのである。
結果として、汚さだけが表出し、料理写真は腐敗する。
この点がガッチリと押さえられている作品は見る者にメッセージが伝わる。
単にフィルターが良いか悪いか?ではない。
あり得ない階調や色彩を盛り込み、ギラギラの画像処理をしてみても良いと思う。
画像処理は撮影とセットで考える時代。
そこにメッセージが込められているならば...。
(Official Blogへ)
「そのフィルターに意図があるのか」http://and-em.com/blog/index.php?no=r4165
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