そのフィルター処理に意図がありますか? - 写真補正・加工 - 専門家プロファイル

宮本 陽
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兵庫県
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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そのフィルター処理に意図がありますか?

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もう随分と前のメールに記載された一言。

「フィルター嫌いの先生はご覧にならないかもしれませんが、よろしければ見てやってください...。」。


最近、この方のアカウントは消えBlogも無くなった。

フィルター万歳!だった人。



単にフィルター処理そのものの好き嫌いで言うのではなく「そのフィルター適用に意図が見えない」から評価できないのである。


なぜ、その色カブリを発生させるのか?

なぜ、その階調を破壊するのか?

なぜ、そのコントラストを破壊するのか?


適用する理由が見えない。


もう耳タコだが、パッと見の意表をついて「いいね!」を集め、トラフィックを増やすためのマーケティング手法の媒体に、こともあろうか写真が使われてしまった...。


だから意外性だけを与えればそれでいい。

そんな時流。


しかし、こうしたフィルターを適用している作品の多くは「明確な意図が見えない」。

だから写真作品としてのアピール力に欠けるのである。

結果として、汚さだけが表出し、料理写真は腐敗する。



この点がガッチリと押さえられている作品は見る者にメッセージが伝わる。

単にフィルターが良いか悪いか?ではない。


あり得ない階調や色彩を盛り込み、ギラギラの画像処理をしてみても良いと思う。

画像処理は撮影とセットで考える時代。

そこにメッセージが込められているならば...。



(Official Blogへ)
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