
- 千鳥 嘉也
- 株式会社エヌ・ワイ・エス・ディ 代表
- 東京都
- 婚活アドバイザー
対象:婚活
- 舘 智彦
- (仲人)
- 橘 凛保
- (マナー講師)
皆さん、こんにちは!
新宿・銀座でニューヨークスタイルの婚活パーティーを開催中のNYSD代表です。
早速ですが、結婚相談所といえば、「仲人」さん。
これを英語で言うと、「Matchmaker」。
カッコいい響きですね!
お見合いというと、日本独自のシステムのように思っている人がいますが、Matchmakerという単語がある通り、海外にも同じことを生業としている方はいらっしゃるのです。
日系の方が多い都市だと、日本人のMatchmakerもいます。
さて、中にはちょっと毛色の違ったマッチメーカーさんもいるのです。
それは、顧客の依頼に応じた相手を見つけてきてくれるというもの。
「えっ、普通じゃん?」と思った方。
ちょっと違うのです。
例えば、身長が160センチ以上で、色白で、大卒で、年齢は33歳以下で・・・といった条件を挙げると、それに応じて値段も変わってくるのです!
つまり、条件が厳しく、細かくなればなるほど料金が上がるシステムなんですね。
難しいのは、当然相手が自分を気に入ってくれないと、どんなに条件に合った人でも紹介して貰う意味がありません。
なので、そこまで話を詰めた上で、紹介してくれるというのです。
ひとえに、マッチメーカーの人脈と営業力が問われることになりますね。
ちなみに日本の結婚相談所でも、相手によって料金が違うというのはあります。
ある団体では、女性が結婚する場合、一般の職業の男性と結婚する時は成婚料として「約30万円」
しかし、医者・弁護士だった場合には、「約100万円」が女性に請求されるというシステムのところもあります。
一見すると、「高っ!」と思ってしまいますが、女性が結婚後に得られる経済的な安定度を考えれば、そうでもないような気もします。
話がそれましたが、以上は前置きです。
最近、初対面で30~40歳すぎの男女と飲む機会がありました。
皆さん、独身の方ばかりです。
1名の方は既にデータマッチング型サービスにご入会済みでした。
そんな中、個人的な興味から、
「もし理想の異性連れてきてくれるサービスがあったとして、相手も自分のことを気に入ってくれてるとします。その人と結婚できるとして、いくらなら払いますか?」
と質問しました。
何人かに質問しましたが、皆さん「うーん」と考え込み、答えが出ません。
そこで、「300万円だったらどうですか?」と聞いてみました。
女性A「えっ、300万円!絶対ムリ!」
自分「えっ!?高いですか!? 自分の理想の相手ですよ?」
女性A「もし離婚とかになったら、、、」
自分「じゃあ、5年以内に離婚になったら、全額返金される!これでどうですか?」
女性A「いやー、それでもそんなに払いたくない。30万円でも考える。」
以下省略。
最近、結婚相談所に入会している人のレベルで話をする機会が多いせいか、今回の会話は驚きであり、発見でもありました。
結婚相談所に入会している、結婚に真剣な人に聞けば、恐らく上記の条件であれば、300万円でも喜んで払うという人は多いでしょう。
年収が400~500万円程度の方でもです。
それだけの貯金が無いという人でも、恐らくどこからか借りてきてでも何とかするでしょうね。
私の独断と偏見ですが、自分の理想と言える相手と結婚できる人って、控えめに言って数千~数万人に1人とかのレベルでしょう。
(※ここでは、会ってから気に入るのではなく、事前に条件を挙げてそれに合っているというのがミソです。)
しかも、相手を見つけるだけでなく、相手も自分を気に入ってくれているとなると、奇跡的な数字になります。
300万円でカッコいい車を買っても、乗れるのは10年程度です。
しかし、パートナーとなると一生の付き合いです。
それなのに、300万円の価値もないと判断するのは、どうも結婚相手・結婚生活というものに対して根本的な価値観が異なっていると感じました。
もちろん、ここでもう一つの可能性も考えられます。
それは、彼ら・彼女らが「お金のやり取りがなく、自然な形で会うということにこだわっている」のかもしれないということです。
言ってみれば、「300万円払って100点満点の人と結婚するよりも、0円で70点の人と結婚する方がいい」と言えると思います。
うん、そう考えると、少し納得がいきます。
また、場合によっては、「お金で出会いを買うなんて、格好悪い!」と考えているのかもしれません。
しかし、私の場合、出会いを提供するビジネスをしているせいか、そのへんの気持ちに正直賛同できず、現実的に考えてしまうのです。
そんな出会いのカタチにこだわって、結婚できずに一生を終える方が全然格好悪く、みじめな気持になるのでは!?と思うのです。
出会いのカタチに優劣はありません。
そんなものにこだわって、誰が喜ぶのでしょうか!?
はるべきではない、つまらない意地ではないかと思うのです。
それに、男女ともに30歳を過ぎると出会いの数は激減してくるものです。
そこに「どうしても自然に出会いたい」という価値観を持つことは、婚活において大きなハンデとなることは確かでしょうね。
ある意味、なりふり構わず頑張ることが必要で、それが残りの人生数十年の安泰に繋がると思うのですが、いかがでしょうか!?
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