2015年4月30日(木) 株価指数・長期金利・商品先物価格月間騰落率 - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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2015年4月30日(木) 株価指数・長期金利・商品先物価格月間騰落率

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今月末のNYダウ(前日比-195.01㌦)と日経225(前日比-538.94円)は大きく下げました。米国の景気が減速気味であることと、各社の業績が期待を下回ったものであったためです。
また、日経平均はゴールデン・ウィークを迎え、2日~6日の間のリスク回避(突発的な事態)もあり、利益確定の売りが出たと思われます。
本日から5月に入りました。「株は5月に売れ(Sell in May and go away.)」のアノマリーもあります。今月の株価の騰落は激しくなりそうです。

4月末の急落をみて、下図を作成しました。NYダウ(黄色)と先進国の株価指数であるMSCIワールドインデックス(ブルー)、及びMSCIエマージング株価指数(紫色)の年間推移です。期間は2014年5月1日~2015年4月30日です。

150430NYダウ・ワールドインデックス・エマージング指数

最終日の下げの大きさが分かるグラフとなっています。NYダウは3月に入り一進一退の状況でしたが、最終大きな下げで終わっています。ワールドインデックスは欧州の回復もあり年初から上昇を続けてきましたが、今後の動向は厳しくなりそうです。エマージング指数は4月に急伸していたのですが、頭を下げています。FRBの金利引き下げが遅れる観測もあり、こちらも先を見通すのは難しい状態です。
投資の判断に置いて、短期の方は日々の動きに敏感にならざるを得ませんが、今回の動きは3年先、5年先を考える長期投資の方達には、微動に過ぎないように思われます。

今月のオールカントリーは2.72%の上昇です。先進国株価指数は最終日の急落はありましたが、月間で2.16%の上昇です。エマージング指数は7.51%と急伸しています。地域では、アジア太平洋指数が4.83%上昇しましたが、ギリシャ問題の停滞でヨーロッパの大企業600社のSTOXX600は-0.38%下落しています。産油国企業の多い中東アフリカのプルンバーグGCC200指数は9.22%とこちらも急伸しています。

米国シカゴのVIX(恐怖)指数は3月末15.29から、4月末14.55に低下しています。

日本株、日経平均が月中20,000円を超えたのですが、4月30日には20,000円を大きく割る19,520.01円でした。とはいえ、4月の日本株は上昇、5月はもみ合いで、TPP交渉の進展、中国景況の回復等があれば、再度20,000円超えに至ると考えています。TOPIXが3.22%の上昇、日経平均は1.63%の上昇、マザーズは3.46%、ジャスダック指数も1.93%上昇しています。

★主要株価指数月間騰落率
今週の先進国株価は騰落まちまちです。

150430先進国株価指数月間騰落率

上昇した1位は、香港のハンセン指数で、12.98%と大幅な上昇です。2位はノルウェーのOSE全株価指数で、4.62%の上昇、3位はマザーズ指数で3.46%、4位がポルトガルのPSI全株指数の3.22%上昇です。

下落したの1位は フィンランドのヘルシンキ指数で-5.51%、2位はドイツのフランクフルトDAXで-4.28%、3位はオーストラリアのASXで-1.50%でした。

騰落1位同士の差は、18.49㌽と大きな幅になっています。

新興国・フロンティア諸国は好調でした。

150430新興国及びフロンティア諸国株価指数月間騰落率

上昇1位はイエメン内戦で揺れていたアラビア半島のアラブ首長国連合ドバイ金融市場総合指数で20.33%の急騰、2位は中国の上海総合指数で18.51%の急騰、3位はロシアのRTSIで16.91%の急騰です。4位は、ハンガリーのブタペスト証券取引所指数で14.85%の上昇です。

一方下落した1位は、バングラディシュのDSE Broad インデックスで-10.67%の下落、2位はインドネシアの総合指数で-7,83%下落、3位はエジプトのヘルメス指数の-4.86%、4位はバーレーンの全株指数で-4.09%です。

騰落1位同士の差は、31.0ポイントという単月としては大きな差になっています。

★10年国債利回り(長期金利)
今月の長期国債利回りは、上昇しています。米国の長期金利は2.0%超を回復し2.035%迄上昇しています。欧米各国も利回りは上昇(国債価格は低下)しています。変化率はドイツが142%、フランスも34%など、上昇の幅は高くなっています。

150430主要長期国債利回り月間変化

★商品先物価格及び商品指数

150430主要商品先物価格及び商品指数月間騰落率


株価上昇を受け、貴金属価格は低下しました。
非鉄金属は亜鉛が10%を超える上昇でアルミどうも上昇しました。
現有急騰し50ドル台を回復しました。WTI、北海ブレントは20%を超える上昇です。
穀物は、下落しています。
CRB指数が原油価格上昇の影響で6.20%上昇しています。

文責
保険や投資信託を販売しないファイナンシャル・プランニングの専門家。あなたのセカンドライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で、資産配分とボートフォリオの構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。
独立系顧問料制アドバイザー  FP学会会員 吉 野 充 巨

プライマリー・プライベート・バンカー日本証券アナリスト協会認定
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R) 
宅地建物取引主任者
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.htm

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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