養老保険 - 保険設計・保険見直し全般 - 専門家プロファイル

田中 香津奈
かづなFP社労士事務所/株式会社フェリーチェプラン 代表取締役
東京都
CFP・社会保険労務士

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対象:保険設計・保険見直し

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養老保険

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かづな先生の新保険ゼミ 02.加入している生命保険の種類は?

(主契約は「養老保険」、特約は「養老保険特約」)

 保障ニーズ : 死亡|医療|介護|老後|その他




養老保険は、一定期間に亡くなったとき、一時金で死亡保険金が、あるいは、満期まで生存したときに同額の満期保険金が受け取れる保険です。
保険の形としては、定期保険と同じですが、定期保険は保険金の支払いが死亡時だけなのに対して、養老保険は死亡時も満期時も同額の保険金が支払われるため、一般的には「貯蓄性のある保険」と言われます。保険会社は死亡時または満期時に必ず契約時に確定した金額を支払わなくてはいけないため、死亡保険の基本形の3つのうち、保険料が最も高くなります。

貯蓄のつもりで加入するのであれば、必ず総払込保険料と満期保険金額を比較することが重要です。満期保険金が、総払込保険料を下回るようでしたら、単純に預貯金で積立したほうがよいかもしれません。養老保険に加入すると、満期時に2倍の満期金になって返ってくる・・・というバブルの時代は過去のことです。これから満期を迎える方は、“養老保険神話”に惑わされないようにすることが大事です。
また、養老保険に医療特約をつけていると、満期を迎えたときに、同時に医療保障も終了してしまいますので、気をつけましょう。
さらに、貯蓄性を高めるために「一時払養老保険」を取り扱っている保険会社もありますが、金融商品としての性格が強いため、課税形態が異なりますので、注意しましょう。

 

この保険が向いているタイプ 

貯蓄が苦手なので、10年~20年の間は、保険に頼りたいタイプ

総払込保険料と満期保険金が同額くらいであっても、貯蓄が苦手という方には適しています。
保険期間の途中で解約してしまうと、貯蓄性が非常に薄れてしまうので、途中で解約しないことが重要ですが、予定利率のたび重なる引き下げにより、昔ほどお得感のある商品ではなくなっていることは否めません。

(2004.4.18公開 2015.2.16更新) 

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