定期保険 - 保険設計・保険見直し全般 - 専門家プロファイル

田中 香津奈
かづなFP社労士事務所/株式会社フェリーチェプラン 代表取締役
東京都
CFP・社会保険労務士

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対象:保険設計・保険見直し

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定期保険

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かづな先生の新保険ゼミ 02.加入している生命保険の種類は?

(主契約は「定期保険」、特約は「定期保険特約」)

 保障ニーズ : 死亡|医療|介護|老後|その他




定期保険は、一定期間に亡くなったとき、一時金で死亡保険金が支払われる保険です。
何事もなく保険期間が終わってしまったら、支払った保険料は1円も戻ってこないため、一般的には「掛け捨ての保険」と言われます。掛け捨てというリスクを負う分、割安な保険料で死亡保障を準備できるメリットがあります。
また、たばこを吸わない人や身長・体重、血圧のバランスがよいなど、病気のリスクが低い健康体の人ほど保険料が割り引かれるリスク細分型を取り扱っている保険会社もあります。こうした条件に合う人は、うまく活用するのも保険料をさらに割安にするポイントです。

保険期間の設定には、「更新型」と「全期型」があります。
更新型」は、契約時から、10年など一定の期間は同じ保険金額・保険料です。保険期間が終わると、健康状態に関係なく原則として、それまでと同じ保障内容で継続することができます。更新時の年齢で保険料が決まるので、保険料は上がっていきます。
全期型」は、契約時から保険期間の満了まで同じ保険金額・保険料です。更新型と同じ条件で保険料を比較すると、契約当初は高いですが、長く継続する場合は、払込期間までの総払込保険料は、全期型のほうが安くなることが多いです。

保険期間が短いと(1年・5年・10年・15年・20年・25年・30年や、60歳満期など)、途中で解約してもほとんど戻り金はありませんが、保険期間が長いと(95歳・99歳・100歳など)、途中で解約した場合、総払込保険料よりも多くの解約返戻金を受け取ることができる場合もあります。このように、(保険期間70歳超かつ[被保険者の加入年齢+保険期間×2]>105)、に設定した保険のことを「長期定期保険」といいます。退職金対策や支払い保険料の税務処理にある節税効果を活用したいという方が加入するケースが多く、法人が利用することが一般的です。

保険期間については、男性・女性ともに平均寿命を基準に選ぶとわかりやすいでしょう。

この保険が向いているタイプ

一生涯の保障は必要ないので、一定期間だけ保障がほしいタイプ

シンプルに一時的な経済的リスクを補う必要がある方向けの保険です。子どもがいる場合は、最低限の保険期間として、一番下の子どもが独立するまでの期間を考慮しましょう。

掛け捨てではなく、解約返戻金がほしいタイプ

保険期間が長い「長期定期保険」がおすすめです。平均寿命を考慮すると、十分な保険期間ともいえます。また、途中で解約した場合、総払込保険料よりも多くの解約返戻金を受け取ることができる場合もあります。ただし、終身保険ではないので、解約返戻金のピーク後は、満期に近づくにつれて下がるので、解約時期をチェックする必要があります。

(2004.4.4公開 2015.1.15更新)

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