- 須藤 利究
- 有限会社RIKYU・コンサルティング 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
食料品やガソリンの値上げ、「バターはどこに消えたの」なんて、
主婦層の方はスーパーに買い物に行くたびに感じていることでは
ないでしょうか?
企業倒産は間違いなく増加の一途です。上場企業ですら、
今年になって13社位倒産しています。
中小企業は推して知るべしです。
「貸し渋り」なんて言葉も聞かれるようになり、
ある税理士さんが昔は節税の依頼ばかりだったけど、
最近は「先生、今期の決算は黒字にして下さい。」
「そうしないと銀行からお金を借りられなくなるんで」
今までとは、全く逆のリクエストが増え、戸惑うそうです。
2002年当時の貸し渋りはまだ逃げ場所がありました。
ノンバンクや消費者金融、リースと言う手もありました。
今は、改正貸金業法の影響で銀行がノンバンクへの融資を
抑えています。利息制限法への金利引き下げ、年収の1/3
まで融資制限などが改正の骨子で融資を出にくくしています。
もちろん、景気の減速、土地価格の下落、アメリカ経済の影響
なども銀行の融資を慎重にさせる要素ではありますが、
今回はガソリンや食料品の新興国の需要増加が値上がりの要因
なので、
今は、インフレで一休み感もありますが、余り値下がりが
中長期的には期待できないと思います。