紙の月 3 自意識やらコンプレックスやら - 恋愛の悩み・問題 - 専門家プロファイル

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紙の月 3 自意識やらコンプレックスやら

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恋愛心理 自己受容
邦画「紙の月」を題材に、例え些細な事であっても、自分の殻を破って、「したいと思っていても、今まで出来ずにいた事」を実行するのは、難しいものだと言う話をしてきました。


「やってみたい」「出来るようになりたい」と言う気持ちが強くて、
「今、すぐにやれるようになりたい」と焦ってしまうことがあります。


先日、小さい時に「いじめ」に合って対人恐怖症になってしまい、30年以上引き篭もりのような生活をしている男性から、電話でご相談がありました。

「彼女が欲しい」
「しかもすぐに欲しい」

と言う事でお話をお伺いしましたが、どうやら
「ナンパの指南をして欲しい」
との事のようです。


いやいや、対人恐怖の方が、そうそうナンパして、声を掛けられるものじゃないでしょう、と思い、それを伝えましたが、どうやら恋愛テクニックに詳しい指南役がいれば、自分も簡単にナンパができると思っていらっしゃるようです。

段階を経て、まずは対人恐怖を軽減して行く事から試みられたらどうですか?と説得してみたのですが、逆に「先生、自信がなさそうだから、止めておきます」と電話をお切りになられてしまわれました。

確かに、私もナンパの達人とかではないですから、彼を指導して、すぐにナンパを成功させる自信はとてもありません。

ナンパの達人だったら、彼を指導してすぐに彼女が出来るところまで持っていけるものなのでしょうか?
出来るのかなぁ?


ちなみに私は、「お前、ナンパしてみろ」と言われても、とても出来るものでは在りません。

出来たら楽しいだろうなとは思いますが、出来なくても仕方ないと思えていますし、自分でもそれはガラじゃないとも思います。

私としては「自分はこれをしてみたい。こうなりたい」と思われた時に、理想が先行してしまうあまり、それが少し現実離れした幻想的なファンタジーの世界をイメージされてしまう事もあるわけで、そうした現実吟味をすることも大切だと思います。


私もやってみたいと思いつつ、やれない事は色々あります。

例えば「一人旅」

青年が自転車に乗って、1人で気の向くまま、日本全国を旅して周ったり、バッパッカ―と呼ばれる様な、リュックサック一つだけで、世界を見て回ったり。

憧れます。

でも実際には、温泉旅行一つ、一人では行った事がありません。

何か怖いのです。

何が怖いのか?色々怖い事は頭に浮かびます。

何か危険な事や、事件に巻き込まれたらどうしよう?

言葉が通じなくて、途方に暮れるんじゃないのか?

我ながら、臆病者だなぁと思いますし、勇気を出してそれをやれたら、どんなに世界が変わるだろう!
やってみたいなぁと思います。

でも実際には、
知らない土地を見て回ったって、別に有益な事があるわけでもないんじゃないか?無駄だよ!無駄!
なんて、行かなくても良い理由をこじつけて言い訳を考えたりしてしまいます。


でも、良く考えてみると、そんな事はごく表面的な「怖さ」であることは何となくわかっている気がします。

では「本当は何が怖いのか?」

そもそも、1人きりで「自分と向き合って考える事」自体を避けているのだなぁと言うことを、こうして自分でブログを書いていると実感したりします。

ひょっとすると、
知らない土地でマゴマゴしてしまうみっともない自分を見たくないのかも知れません。

誰からも相手にされずに、1人ぼっちで、孤独な寂しさを味わいたくないのかも知れません。

井の中の蛙のように、知っている世界でだけ、大きな顔をしていたいだけなのかも知れません。



自分と向き合って、自分を見つめる。

自分の本当の姿を知ること自体、実はとても勇気が必要なことなのですね。

逆に言えば、普段は、なるべく自分にとって都合の良い「自分」しか見ようとしていないのです。

見たくない自分のことは、見ないようにしている。

適当に誤魔化して生きているのです。

もちろんそれは、自分を「守る」ためのことで、悪い事ばかりでは無いのですが、本当に自分の送りたい人生を実現するためには、殻を破って、前に進む時も必要となるものでしょう。

そんな時、決して自分のことをバカにしたり、批判的に見たりしない他者の存在がとても助けになるものです。

信頼できる友人がいれば、いいですし、背伸びしないで付き合える恋人の存在でも良いでしょう。

そんな第三者が目の前にいると、不思議と「自分を見つめる」作業を行う勇気が出るものです。

見守ってくれている安心感があるからかも知れません。
一人では適当に誤魔化したり、面倒くさいと思って投げ出してしまう作業でも、続けることが出来るものです。

そうした作業のお手伝いをするのが、カウンセラーの仕事でもあるのですね。





また別の話ですが、数年前まで、私は「いかにもメンズな、ごっつい時計(クロノグラフと呼ばれる、小さい秒針が2つ位付いていたりする時計)」に対して、「カッコいいなぁ」「してみたいなぁ」と思っていました。

でもそんな「男っぽい大きな時計は、似合わない」と思い込んでしまっていました。

それは私が、男性にしては小柄な方で、手首も細いからと思っていたからです。

つまり、自分の「男性性」に自信が持てていなかったのですね。
特に外見に関して。

ある時、後に結婚することになる女性と、ウインドウショッピングをしていて、レイジースーザンというおしゃれな小物を売っている店で、かっこいいクロノグラフを見つけてしまいました。
値段もお手頃です。

じっとその時計を見ていると、彼女が「付けてみなよ。きっと似合うよ」と言います。

私は、それが似合うとは思っていないので、「いやーいいよ。似合わないから」と言ったのですが、付けるだけなら良いじゃん、とやけに勧めます。

まぁそう言うなら、、、と付けてみましたが、やはり似合うとは思えません。
むしろ恥ずかしいというか、時計に申し訳ないような気にさえなります。

「良いじゃない。似合うよ」と言う彼女に対しては、
「冗談だろ?バカにしてんのか?とさえ思いました。
でも、もちろん彼女はからかっているわけではありません

でも不思議なものですね。って言うか当たり前なのかも知れませんが、褒められているうちに、「似合うのかな?」と言う気になって来るものです。

結局その時計を購入し、毎日付けているうちに、なんだか今まで自分が、勝手にイメージしていた「男性性」と言う物が、なんだかもうどうでも良くなって行きました。

簡単に言えば、
似合わないと思っていたのは、自分の勝手な自意識にすぎなかった。

自分がコンプレックス(劣等感)に思う事なんか、人は全然そう思ってなんかいないんだ!

例え人からは似合っていないように見えたとしても、自分が良ければ良いじゃないか!

と、そんな風に思えてきたのです。


きっかけはほんの時計に過ぎませんでしたが、自分の中の何かが変わって行ったと思えます。
まさか彼女は、そんな大切な場面で、私の背中を押してあげたとは気付きもしていないでしょうが。


何だか、今回のブログは、書いててしんどかったなぁ。





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