- 柴垣 和哉
- 柴垣FP事務所 代表
- 和歌山県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
ファイナンシャルプランナーの柴垣です。
住宅ローンを組んでいる場合、繰り上げ返済を行うことで返済期間を短くできたり(返済期間短縮型の繰り上げ返済)、毎月の返済額を減らす(返済額軽減型の繰り上げ返済)ことができます。
返済期間や返済額を少なくすることでトータルでの利息支払い額も少なくなるので、繰り上げ返済のメリットはよく知られていることですね。
ただ、繰り上げ返済はいつでも行えばいいわけではありません。
繰り上げ返済は年末よりも年始に行った方がいい場合があります。
それは住宅ローンを組んでまだ10年経っていない方の場合です。
というのも、住宅ローンを組んでから基本的に10年間は住宅ローン控除が使えますよね。
住宅ローン控除とは年末の住宅ローン残高の1%の金額がその年に支払った所得税や住民税から還付を受けられる制度です。
これが10年間毎年受けられます。(住宅ローンを組んだ年度によって異なる場合があります。)
要するに、年末の住宅ローン残高が多いほど戻ってくる税金が多くなるわけです。
例えば、年末の住宅ローン残高が3000万円ある場合と、年末に500万円の繰り上げ返済をしてローン残高が2500万円になった場合とでは、戻ってくる税金が5万円ほど変わってくることになります。
ただ、ここでは「繰り上げ返済は年末にするよりも年始にした方がメリットがある」というだけで、「住宅ローン控除を受けれる間は繰り上げ返済をしない方がいい」というわけではありませんので、ご注意を。
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