- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、先般財務省のまとめによれば、日本の富裕層の海外移住が増加しているとのことです。
特に、株式の売却益などに課税されないニュージーランド、シンガポール、香港、スイスへの移住者が、1996年に比べ2.6倍に増えていることが分かりました。
集計によれば、同4カ国への移住者は、96年が6722人に対し、2013年時点では17166人にのぼっています。
特に、移住者の増加が多いのがニュージーランドの8444人で3.4倍、シンガポールは1852人で2.3倍と続いています。
私が訪問した経験では、特にスイスは閉鎖的な面があり、またかなりのお金持ちでないとメリットを享受できないため、一部の超富裕層が移住していると思われます。
それに比べると、シンガポールは非常にオープンで、またニュージーランドは自然も多いことなどから、個人の目的、嗜好に合わせて移住先を決めていると思われます。
上記のような動向を受け、日本政府もただ手をこまねいているわけではありません。
欧州などで導入されている富裕層向けの税制を、すでに検討中です。
1億円以上の金融資産を保有している人が国外へ移住する場合、その“含み益”に対して国内で課税するというものです。
日本も、相続増税をはじめ、特に富裕層にとっては居心地のよくない状況が迫っているため、今後も“日本を脱出”する富裕層は増加していくこととなるでしょう。
私は国内を脱出する必要はないので、日本に住み続けるつもりです(笑)
ただ、国を維持するための税制強化も必要ではありますが、それよりまずは、「日本をより住みやすい国」、「海外から観ても魅力的な国」にしていくことが、最優先課題ではないかと思います。
頑張りましょう!
それでは、今週末も平和で穏やかな日々となりますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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