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閲覧数順 2024年12月06日更新

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住宅ローンの返済にいくらかけるべきか?考えてみた!?

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■住宅ローンの返済にいくらかけるべきか?

消費増税による駆け込み需要の反動で不動産、住宅業界の受注は、かなりの落ち込みが続いている。

マンションの販売もしかり。

特に、首都圏では土地の仕入れが困難なために値段が高いものを仕入れてしまったり、建築コストの値上がりなどで売値に影響を及ぼしている。

そのため、戸当たりの専有面積を狭くするなどで値ごろ感をつくる物件もある。

この手法、バブルにもあったやり方だ。



また、供給の減少を見越して、既存の販売中の物件を値上げしたデべもある。

中には300~500万円も値上げしたマンションもあるくらいだ。


こうした中、住宅購入には住宅ローンが付き物。

11月に入りローン金利も低金利の水準が続いている。


では、この住宅ローン。

月々や年間の返済にいくらかけるべきか?


目安の1つは年収に対する返済比率。

ローン審査の基準は年収400万円以上の方の場合、年収の35%までがローンの年間返済の上限額とみている。

つまり、年収400万だと年間140万円、月にして約11.6万の返済となる。


しかしながら、年収は税込。

税引後の収入から逆算すれば返済比率は40%を超える場合もある。

そうなると、家計はかなり厳しい。


■平均所得は15年前の約19%減

ところで、現在の国民1世帯当たりの所得金額はいくらかご存知だろうか?

厚労省のデータから2012年の平均所得金額は537万円。


15年前のものと比べると121万円も減少している。

月に換算すれば10万円も少なくなっている。


で、仮に、15年前に住宅ローンを組んだとする。

当時の年収を基に最大限借りた場合、月19万円ほどの返済になる。


当時の年収ではこの返済額でもOKだったが、15年後に収入が下がると月19万円の返済は厳しい。

年収の半分がローン返済になると、ローン破たんは間違えないだろう。

こうした現象はこの先の15年にも起こりうる話だ。



今後、年々所得が上昇した高度成長期と同じような経済環境は見込まれない。

そのため、この時代に多くの返済をともなう住宅ローンを借りて高額な物件を購入するとローン返済の負担は重くなる可能性は高い。

徐々に家計を圧迫して、最悪はローン破たんということになりかねない。


キャリアアップして収入を求めれば問題ないという声も聞こえそうだが、万人すべてがそうできるわけでもない。


また、夫婦で働いているから問題ないという声も聞こえるが、共稼ぎの世帯収入をベースにローンを組むこともお勧めできない。


■住宅ローンの返済額は??

今後の収入額が一定であればいいのだが、万一、収入減になっても耐えうる家計を作らないといけない。


そう考えると、年収の20%ぐらいを目安にすることが妥当なのかもしれない。

仮に、400万円の収入で20%が年間返済額だと年80万。


その収入が340万になっても年間比率は23%だ。

月々6.6万なら何とかなりそうだ…



つまり、借入当初からこの程度の返済額でないと、「万が一の時には対応できないかも??」ということも認識しておく必要がある。


家計は住宅ローンばかりではない。

教育資金や老後の資金も必要である。


安易に、金利が低いからと言って夫婦収入合算をして高額な物件を購入したり、見栄でタワマンの高層階を買って家計を圧迫する買い物はしない方がいいだろう。


住宅にコストをかけ過ぎないことは、今の時代では重要である。

身の丈にあった買い物を…


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