任せたい人はだれ？

思っていた仕事とは違う。

やりたいことをやらせてもらえないから。

そういって、何人かの新入社員が退社したと嘆かれる上司の方に、

先日アドバイスをしてまいりました。

新人には、仕事を教えなければなりません。

例えば、それが新卒ではなく、経験者として採用した中途入社の社員でも同じです。

仕事を一生懸命教える上司。

一生懸命覚えようとする部下。

この関係は、とても素晴らしい関係に思えますが。

このとき、忘れてはいけないことがあるのです。

それを、怠るから、早期退社につながるのです。

では、その忘れてはいけないこと。怠ってはいけないことが何か？

それがビジョンの共有です。

なんのためにその仕事が重要なのか？

その仕事の目的は何か？

それができたらどうなるか？

それを伝えきるための会話を省略してはいけません。

会社（組織）や、上司の語るビジョンが共有できれば、

できない理由や、しない言い訳を考える時間を、

どうしたらできるかを考える時間に遣うようになります。

そして。

部下の方に伝えたのは。

仕事が任せてもらえないのは、上司と同じビジョンを描き切れていないことが理由だと説明します。

同じ道を歩く決意をし、同じ目的をもって、同じところを目指す。

そんな部下には、どんどん、仕事を任せたいと思うものです。

ビジョン、ビジョンと言うけれど。

自分だって、会社が目指すビジョンが分からないんだよ。

そうあきらめる前に。

もっと、話してみてはいかがですか？

自分の上司と。未来を見ながら現実を確認して。

どういうステップで上に登るかを。

いろんなことが省略されたり、単純化されていますが。

コミュニケーションだけは、面倒でも、たくさん積み上げてもらいたいなと願います。

どんどん仕事を与えてもらい。だれかの役に立っていることを知るために・・・