- 柴垣 和哉
- 柴垣FP事務所 代表
- 和歌山県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
ファイナンシャルプランナーの柴垣です。
住宅を購入した場合には今後何十年もローンの支払いが続きますし、固定資産税や都市計画税なども毎年かかるので、できるだけ住宅にかかる費用は抑えられるなら抑えたいですよね。
そこで、住宅に関わる比較的費用を抑えれるもののひとつとして火災保険があります。
火災保険は購入した住宅への様々なリスクに対して保険金を支払ってくれます。
主なリスクとしては、「火災、落雷、破裂、爆発」「風災、ひょう災、雪災」「水ぬれ、盗難」「水災」「破損、汚損など」があります。
この火災保険ですが、購入時の住宅ローン契約時に加入を勧められることが基本ですが、1年や5年の短期で加入するか、住宅ローンの契約期間にあわせて長期で加入するのかは迷うところです。
1つの例として、5年で加入した場合と、35年で加入した場合に金額はどう違うのか比べてみました。
ある損害保険会社の火災保険(大阪府・T構造・保険金額2000万円・保障フルサポートの条件)での5年契約と35年契約した場合の1年間あたりの保険料は以下の通り。
5年契約 一括65350円 1年あたり13072円
35年契約 一括353400円 1年あたり 10097円
35年契約の方が1年あたり20%以上も保険料が割安になる結果に。その他の損害保険会社の場合もだいたい20%前後保険料が割安になる結果になります。
保険料の面では35年の方がメリットがありますが、5年契約などの短期契約、35年など長期契約それぞれのメリット、デメリットも比べる必要があるでしょうね。
短期契約と長期契約のメリット、デメリットは以下の通り。
●短期契約
メリット
・保障内容を変更できる。
・契約更新のたび保障内容を確認できる。
デメリット
・保険料が割高。
・更新する手続きが必要。
・保険料が値上がりする可能性がある。
●長期契約
メリット
・保険料が割安になる。
・保険料の値上がりを気にしなくていい。
デメリット
・初めに一括で支払うので費用が必要。
・保障内容を忘れてしまう。
・保障内容を変更するには解約返戻金を受け取ってから新しい保険に入りなおす必要がある。
こういったメリット、デメリットも考慮して短期契約か長期契約にするかを決める必要があるでしょう。
「火災保険」に関するまとめ
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火災保険のこときちんと知らなかったかも…今からでも覚えて損はないお役立ち情報を専門家が紹介!
皆さんは火災保険の10年を超える長期契約が、2015年10月から廃止になるのをご存知ですか?実質的な値上げとなってしまうため、家計などいろんな場面での影響が考えられます。 しかし一方で、契約している火災保険を見直すチャンスでもあるのではないでしょうか。 そこでこのページでは、長期契約廃止による影響に関してはもちろんのこと、火災保険に関する基本情報や意外と知らない適用条件など、専門家による様々な解説を紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
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