つい数年前まではブラウンやブロンズ系がよく好まれましたが、最近は外壁のガルバリウムに合わせシルバー色などの人気が復活しました。
内装もここ数年、重厚色の黒や濃いブラウンを基調とした床に木扉や家具も重厚色といった組み合わせを好まれる方が増えました。
都心の高級マンションの内装デザインも上記の傾向が見られます。
しかし、内装色は各自の好みがあるのでプロファイルユーザーの皆さんには流行りに流されてほしくありません(^^)
私個人宅は床はニュートラル色ですし、家具はアイボリーやホワイト系を多用しています。
一方で、車いすユーザーや視覚障害者の方の内装は違った基準が必要です。
フローリングを明るめにした場合、車いすの車輪(ゴム)の跡が目立ってしまったり、ソフト巾木にフットレストの擦り傷がついたりするので素材や色使いにこだわる必要があります。
視覚障害をお持ちの方の住まいも安全面から階段昇降位置の色分けや突起物の有無のサインなどご本人オリジナルの内装が求められます。
最近は世界共通のサイン「i」 (iモードが使えるという意味ではなくw、インフォメーションがある場所に記されている)の記号を駅などで見かけるようになりましたが、住まいにおいても障害をお持ちの方や健常者が共通して認識できる内装色や表記について良いものはないか模索しております。
専門家として、福祉先進国の北欧やドイツへ学びに行く時期なのかもしれませんね。
やすらぎ介護福祉設計 斎藤
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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