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柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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「日銀 ついに第1位!」

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こんにちは!

さて、今日は「日銀が第1位になった」お話です。

とはいえ、実はあまり喜ばしい話でもありません。

 

日銀が先日発表した2014年1-3月の資金循環統計によれば、日銀が保有する日本国債の3月末の残高が、何と民間銀行や保険会社を抜き、“第1位”になったとのことです。

残高は、前年比57.2%も増加し、過去最大の201兆円となりました。

 

3月末時点の国債の発行残高は998兆円ですので、保有割合は20%超となっています。

 

その他の保有主体を見てみると、

 

保険会社             193兆円(19.3%)

ゆうちょ・中小企業金融機関 159兆円(15.9%)

国内銀行             130兆円(13.0%)

公的金融機関           88兆円( 8.9%)

年金基金              34兆円( 3.4%)

家計                 21兆円( 2.1%)

海外                 84兆円( 8.4%)

 

などとなっています。

 

現在、日銀は、毎月発行される国債の約7割を購入し続けており、今後も着実に残高が増えていく状況です。

 

「紙幣の発行元が、増え続ける国の借金を買い進めている状況」

は、やはり個人的には違和感を覚えます。

 

上記のように、海外の国債保有比率も、以前に比べれば増加傾向にあります。

これ自体は悪いことではないですが、今後、国内での買い支えができなくなってきた時に、長期金利の急上昇が懸念されるところです。

 

とはいえ、日銀の“首位”は、当面安泰といってよいでしょう。

スポーツならば、喜ばしいのですが。。。

 

それでは、今週も穏やかな週末となりますように!

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