- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:お金と資産の運用
こんにちは!
さて、2014年の6月に、
「日銀が第1位になった」というコラムを書きました。
何が1位になったかというと、
日銀が保有する3月末時点の日本国債の残高です。
具体的には、前年比57.2%増加し残高は201兆円、
全体に占める保有割合は20%超でした。
そこから1年5カ月が経過して、
いまや日銀の国債保有額は約302兆円にまで膨らみました。
保有割合も30%を超えたとみられています。
保有している国債のうち、約8割は長期国債です。
結果、長期金利の指標となる10年物国債の利回りは、
現在0.4%前後の低水準で推移しています。
しかし、300兆円と言えば、
日本のGDP(国内総生産)の約8割の規模です。
そして、これからも日銀は年間80兆円残高が増加するよう、
市場から買い入れを継続するとしています。
まさに“異次元の金融緩和策”。
しかし、このまま国債を買い続けていけば、
必ずどこかで国債の“流動性”の問題が顕在化します。
その時いったい何が起こるのでしょうか!?
長期金利の上昇、国債の暴落、円安の進行、物価の上昇・・・?
“想定できる出来事”に対応する方法は、はっきりしています。
後は、「備えるか」、「何もしないか」の選択だけです。
次の1年半後、一体どんな記事を書いているのか。
いずれにしても、ここはじっくりと、
市場動向を注視していくしかありませんね。
それでは、今週末も世界が平和でありますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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