「出来ない理由探しではなく、出来る様になするためにどうすれば良いのかを考えましょう。」
会議やミーティングで、問題点を抽出した後、その改善策を議論するプロセスでは、リーダーは必ずこの言葉を言うのです。もうお決まりのセリフですね。
最初から問題解決のために意欲的なチームの場合は、よく言われる「なぜを5回」などの方法で問題を深掘りして行くことで、その本質を見極め、問題の根っこを見つけたら、チーム一丸となってその改善に取り組みます。しかし、そのステージまで行っていないチームでは、そう言う高度な深掘りには慣れていませんので、なぜ?なぜ?と、深く掘り下げることが出来ずに、ミーティングが「沈黙状態」になってしまうことが多いのです。
こう言うチームの場合は、ぐいぐい深掘りをする方法ではなく、バラバラでもいいから好きなように意見を出し合ったうえで、それを分類整理して行く方が、「改善の為にやれること」が具体的に見えて来やすくなります。だた、改善策とは言いながら、「出来ない理由」が意見として出て来やすくなるのがこの方法の短所です。
それを、「出来る方法を探す」という方向に意識を向けるのが、この2軸や3軸を用いた分類なのです。昨日も少しお話ししましたが、もう一度、その分類のステップを整理しますね。
1)まずは「担当」や「種類」で分ける
2)次に「能力・技術」「時間」「コスト」で分ける
3)さらに「すぐに出来ること」と「条件が整えば出来ること」に分ける
以上です。2つめの3条件で分けることにより、すぐに出来るのか出来ないのかが簡単に見えてくるので、3つ目は本当に簡単ですよ。
よく「出来ない理由」ばかり出てきて議論が停滞する理由は、「出来る理由が見えない」ので、「やる気」が出ないからだと私は考えています。だったら見えるようにすれば良いのです。簡単なことですよね。
また、ふたつめの分け方には、こういうのもあります。
「ハード」「ソフト」「ハート」
この3つです。最近気に入って使っている3分類なので、ここでちょっと披露しておきましょう。
「ハード」・・・設備や機器のことです。一般的には「ハード」はコストや投資がかかるものが多いので、避けて通ってはいけないポイントです。もちろん、こう言う物がまったく不要な改善策の場合は、これは無視しても構いません。
「ソフト」・・・俗に言う「仕組み」のことです。「構造」とか「計画」とか「機能」とか「制度」「ルール」「マニュアル」などのことを指しますが、要は「ほっておいても自動的に動く」ものと考えれば良いでしょう。
「ハート」・・・ひとの「気持ち」のことです。ここでは、ハードとソフトを動かすひとが「どういう気持ち」で動かしているのか?と言うことなのです。
このような3分類で2)を分けても、「出来る」「出来ない」は明確になります。
いずれにしても、細かく細かく分けていくことで行動案をより具体的にしていくと「出来るための条件」が必ず見えてきます。そこがポイントなんですよね。
でも、ここまで細かく具体化して、出来る条件を見つけても、、、、その条件をクリアーしたくないひとが出てきます。そう言うひとは何が邪魔をしているのでしょうか?それはまた明日。
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