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堀江 健一
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閲覧数順 2017年04月23日更新

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メリーポピンズ  家族の再生の物語

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劇場で「ウォルトディズニーの約束」を観てきました。
あまりディズニーの作品は観ない方なのですが、「メリーポピンズ」の制作秘話の話と言う事で、これは観なくては!と思ったのです。

「メリーポピンズ」は私がまだ小学校の頃、うちの両親が「これは子供に(私に)ぜひ見せてあげたい」と思って、初めて親子三人で映画を観に行った思い出深い作品であり、観賞後まさに私は「メリーポピンズ」の虜になり、サウンドトラックも聴きまくって原作も良く読みました。

まずその「メリーポピンズ」のストーリーを少し紹介する必要があるかと思います。

厳格な性格で銀行に勤めるバンクス氏一家には、女性の選挙権を獲得する運動をしている忙しい妻と、ジェーンとマイケルの姉と弟がいました。
両親ともあまり子供にかまっていられないので、乳母を募集すると、不思議な東風に乗ってメリーポピンズがやって来ます。

姉弟達はメリーポピンズの厳しい所もあるけど、その優しさや、不思議な魔法をすっかり気に入り、楽しく毎日を過ごしています。

ところがある日、姉弟達の言動が思わぬ誤解を生み、町中の銀行で取次ぎ(銀行の預金者達が、お金を全部引き出してしまおうとする)騒ぎが起きてしまい、姉弟の父親であるバンクス氏が責任を取らされて、銀行をクビになってしまいます。

当初はめげていたバンクス氏ですが、家族を大切にする気持ちに目覚め、一家は朗かで楽しい一家に生まれ変わり、メリーポピンズはまた新たな家族を再生する為に旅立っていきます。

ミュージカル仕立ての作品で、今でもCMなどで良く耳にする「チム・チム・チェリー」や「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(長たらしい題名ですが、魔法の言葉です)」などの名曲を生み出しました。

主演のジュリー・アンドリュース(サウンドオブミュージックも主演)も美しく、世界初というアニメと実写の融合も先駆けとなり、大ヒットとなりました。

バンクス夫妻は、大変まじめで、社会に貢献する意欲にも溢れ、世間的にも模範となるような人達です。そのため経済的にも裕福で、周りから見れば、満ち足りた家族だったでしょう。
ただ、子供たちへの関心は、無かったのです。

その事を姉弟も、特別不満に思ってはいなかったようです。まぁ楽しいミュージカルですから、あまりシリアスな場面は描かなかったのかも知れませんが。
しかし、過去に勤めていた乳母に対する反抗的な態度や、メリーポピンズが登場してから、家の雰囲気がガラリとくだけた感じになり、姉弟の顔もパッと明るくなって行くのを見ると、やはり寂しかったのだろうなと思います。



さて、その当時、堀江家はどんな家族だったかというと、証券会社勤めの生真面目で無口な父と、優しい専業主婦の母、そして病弱でわがままな母方の祖母と、一人っ子の私の4人家族でした。
父はもう無口過ぎて、何を話したら良いのかもわからず、まじめそうという以外どんな人かもよくわからないので、ちょっと怖く感じていました。そのため、大事な事は母を通してしか伝えられませんでした。
遊んでもらった事も数えるほどです。逆に数えるくらいだからこそ、その遊んでもらった時の記憶は強く残っていたりします。

祖母は、病弱なため病院通いや入院が多く、母がずっと面倒をみていなければなりません。
家にいても部屋で寝ていたりするので、私も静かにしていなければならず、友達を家にも呼べず、なるべく外に遊びに行っていました。

毎週末になると、祖母が好きだった麻雀を一日中付き合って、私以外の3人で遊んでいたので(3人でも麻雀って出来るんですね)、取り残された私は、麻雀が嫌いになりました。

父は野球が好きで、シーズン中は毎晩黙ってナイターを観ていたので、私はかまってももらえず、好きなテレビも観られず、「野球」も嫌いになりました。

母は優しかったので好きでしたが、何しろ子供の私より手がかかる祖母がいたので、なるべく迷惑がかからないように遠慮して甘えないように気を使っていました。

要は、バンクス家と同じように、あまり「愛情が充分足りている」とは言えない状態だったのかなと思います。

どちらの家族も、とりたてて冷淡な親でもなければ、まして虐待などあったわけではありません。
むしろ傍目からは恵まれた家族でしょう。

そしてその事を、特に不満に思ったり「寂しく」感じた記憶はありません。
今にして思うと、物心ついた時からそうした生活だったので、それが当たり前だと思っていたのだと思います。
最初は「足りていたもの」が、途中から無くなったら「足りていないこと」に気付くものですが、最初から足りていなかったのですから、「足りていない」ことを自覚する事も、「もっと欲しい」と思う事も出来なかったのですね。
他の家ではどうなのか?なんてわかるはずもないので、足りていないのが当たり前の認識なのです。

また、途中から「足りていない」状況になったとしても、その理由が「親の離婚」であったり、「仕事の都合」であったりして、どう仕様もない理由だったら、子供も我慢せざるを得ない状況となってしまうでしょう。

ここで私が言いたいのは、カウンセリングなど通して、色々な方の話を聴いていると、同じように、「足りていない」ことにも気付かず、特に「寂しい」とも自覚して思っていないのに、でも無意識的には「本当はもっと愛情が欲しい」気持ちを抱えていらっしゃる方が結構多いということです。

「愛して欲しい」気持ちに気付かない、本当はなんとなくわかっているのに抑え込んでしまったり、素直に出せないでいるなどの心情も、問題を生じることとなるでしょう。
周囲の人や、恋人に甘えることができなかったり、甘えるという事がどんなことかわからなかったりするからです。

「もっと愛して!」
と、過剰に愛情を欲する人も多いのですが、これも「欲張り」だからそう思ってしまう場合より、過去の愛情不足により
「愛情を受けられなくなるかも知れない不安」
が強くなってしまうためかと思います。

さて次回は本題の「ウォルトディズニーの約束」です。
原作者パメラ・トラバースの家族の、主にお父さんとの愛情と、それを映画にしようとするディズニーとの間に交わされた「ある約束」に迫るお話しとなります。




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