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堀江 健一
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閲覧数順 2016年12月07日更新

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アンダーザドーム その4 「支配するために、閉じ込めるのか?」「守るために、閉じ込めるのか?」

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ドームに閉ざされた町、チェスターズミル。その町では、町政委員兼中古車業店主であるビッグ・ジムが実質的なリーダーであり権力者として人々を仕切っています。
ネタばれがありますので、お読みになる方はご注意ください。


ビッグ・ジムはアメリカ的な父親の典型のような人物のように描かれています。頼りがいはあるけど、独善的で強い父親です。


そんな彼の自己イメージを保つため、人には言えない秘密は沢山あるようです。
町の若者達をドラッグから守るために、売人のボスと、自分の町では麻薬を売らないという取引をして、麻薬製造に手をかしています。


またドームが出現してからも、ドームに関する情報を町の人々には秘密にし、権力を独占する為に何人もの人を口封じのために殺したり、罪をなすりつけています。
でも「町の人々を守りたい」という気持ちは本当の様です。しかし、その守り方は、彼の独善的な考えからくる「守り方」であって、それを貫くためにも権力を保持していたいようです。
どうやら「町の人々を守る為に、人々を閉じ込めておきたい」と願っているようなのです。


またビッグ・ジムは、自分の雛型である息子(名前もまさにジュニア)も、自分の支配下に「閉じ込めておこう」としています。


ジュニアもまた、そんな父親を見て育ったからでしょうか、父親と同じやり方で愛する人を守ろうとします。

つまり自宅の非常用シェルターにアンジーを監禁して、「閉じ込めてしまおう」とするわけです。



一般的に心理学では、父親の役割は、「子供を家庭から切り離して、危険な外の世界に出し、自立させる」ことです。
母親の役割は、「子供を包み込んで、安全な場所で守りながら育てる」ことです。



そうした観点で言うと、ビッグ・ジムの「父性」というものは、「母性」に近いものであり、特異な存在として際立っていると言えるでしょう。


アンダーザドームのテーマが、こうした「閉じ込めておこう」とする者と、「そこから出て自由を手にしよう」とする者の、戦いの物語である事は間違いないのではないかと思います。



以前紹介した「進撃の巨人」でもそうした主要テーマがあるように思います。
アニメでのストーリーにはまだ出てきませんが、前半CMの後と、後半の始まる前に静止画で、解説が出るのですが、その中に「人間の居住区を取り囲む城壁が築かれているが、その壁は、地下深くまで埋め込まれている。その事の意味するところは、城壁は巨人から人々を守る為にあるのではなく、人々を城壁の中に閉じ込めておくために作られている。と言う事を暗示しているからです。




「人を支配しておくために、閉じ込めておこうとするのか?」
「人を守るために、閉じ込めておこうとするのか?」
それとも「支配すること」と「守ること」は、同じ心理から来るものなのか?


私はまだちょっと解釈しきれないでいます。みなさんはどう思いますか?



この問題は、身近な社会現象を解く鍵になるもののように思います。
それは、「不登校」問題や、「ニート」の問題です。


「不登校」にしても「ニート」にしても、その本人としては、
「外は嫌だから、閉じこもっていたい、守られていたい」
という気持ちと、
「外に出て、自由になりたい。自立したい」
気持ちと、両方を抱えていて、葛藤している場合が多いようです。


そうした葛藤を抱いてしまう本人の資質というものもあるのでしょうが、そうした葛藤を抱えさせるに至った「親」の問題もあり得るかも知れません。


支配的な親は、自分だけが子供を支配しておきたいので、子供が親以外の他人を頼ったり、他の人を愛する事を禁じようとする傾向がある場合もあるからです。


また、特に支配的ではなかったとしても、心配性な母親だったら、「どんなに外の世界が危険に満ちたものであるか」を子供に教え込み、子供が外の世界に行く機会を奪ってしまうかも知れません。


また、通常なら子供が外の世界に出て行く推進力となるはずの父親が、家庭内での存在が薄かったら、それも妨げになってしまうものです。


父性と母性の、絶妙なバランスでもって、子供は外へ出て行けるものなのです。


女性から良くお聞きするのが、「自分は家に閉じ込められている様なものだった。どうしても外に出たい為に、結婚することにした」「結婚して、初めて親から解放された」というような言い分です。


特に意識しないまま「家を出られた(親から自立できた)」という人も多いと思いますが、人によっては一生の課題となるほど、重要なテーマとなります。



今後、アンダーザドームの中の人々や、ジュニアが、どう外へ出て行けるようになるのか、シーズン2を楽しみにしたいと思います。




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