なぜ通行量が繁盛を左右するように感じるのか1 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

林原 安徳
有限会社 ソルブ 代表取締役
経営コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年11月12日更新

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なぜ通行量が繁盛を左右するように感じるのか1

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通行量を気にしすぎると失敗する
通行量の「多い」「少ない」が、お店の繁盛の度合いに関係してしまうように感じるのはなぜでしょうか。
そして、通行量が「立地の良否」の代名詞のように扱われるのはなぜでしょうか?

お店は言うまでもなく「人」を相手にしています。
それを、「買い手」と言おうが「お客さま」と言おうが「消費者」や「生活者」と言おうが構いません。
要するに「人」です。
だから、たくさん「人」がいればいるほど良い。
そのように連想してしまうということでしょう。
この連想自体は確かに誤ってはいません。

しかし、これを論理としてみた場合、この論理はひじょうに乱暴なものです。
まず、「人がいること」イコール「通行人が多い」ことにはならないからです。
別に通行していなくても良いし、寝そべっていても、どこかで仕事をしていても、「人がいる」ことには違いないのです。

これは、決して無視できることではありません。
実際、皆さんご自身の行動を振り返っていただければ一目瞭然のはずです。
「寝ていたら急におなかが空いたので、コンビニに買い物に行った」
「仕事中に必要なものを思い出したので、近くのお店に買いに行った」等々。

そういう時、皆さんが買い物に行ったからお店の前を「通行」したのであって、その逆ではありません。
お店の商売が「人」を相手にしているからといって、決して「通行人」だけを相手にしているとは限らないのです。

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