こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
「夫と修復したいんです」
という方に限って、夫がいかに酷い人かということをお話しになります。
中には、あまりの酷さに
「慰謝料を請求しようかと思うんです」
とか
「(離婚届の)不受理申し出をした方がいいでしょうか」
などとおっしゃる方も・・・
「そうまでしなければならないような相手とどうして修復したいんですか?」
とお訊きすると、そのとき返ってくる答えはいつもひとつ。
「夫を愛しているからです」
↑
矛盾しているように感じるかもしれませんね。
こんなに酷いことをする夫を愛しているだなんて。
でも、本当に愛しているんですよ。
私たちは、親やパートナーや我が子などの大切な人を愛せないことに罪悪感を抱くんです。
でも、その罪悪感を感じているのが余りにも辛いと、愛せないことを正当化したくなってしまうんです。
だから、夫がいかに酷い人かを訴えるんですね。
「こんなに酷い人なんだから、愛せなくてもしょうがないですよね」
ってことにして、夫を愛せない自分を正当化するんです。
じゃあ、なんで愛せないか?
最初から愛せなかったわけじゃないんです。
大好きだったんです。
大好きだから、嫌われたくなくて、たくさん我慢を重ねてきてしまったんです。
自分を犠牲にすることも度々あったかもしれません。
そうすると、自分が自発的に我慢したり、犠牲になったりしているにもかかわらず、夫のことを
「私に辛い思いをさせる人」
と位置づけてしまうんです。
私に辛い思いをさせる人のことを愛したいとは思えませんから、どんどん愛情を注げなくなっていきます。
そして、夫を愛せない自分に罪悪感を抱くのも辛いですから
「夫はこんなに酷い人です。でも私は修復したいんです」
という感じになってしまうんです。
こうなってから修復にむけて努力をするよりも、我慢をせずに自分の気もちを伝えてみることにエネルギーを使う方が、ずっと楽です。
気もちを伝えたぐらいで逆上するような器の小さい男性と結婚したわけじゃないでしょうから。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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