こんにちは(^^♪
夫婦のためのカウンセラー:中西由里です。
カウンセリングをしていて、とても不思議に思うこと。
それは、夫婦に子どもがいる場合、多くの妻が
「もし離婚したら、子どもは当然私が引き取る」
という前提でいるということです。
子どもは自分と一緒に暮らすと信じて疑わないような感じです。
かつては自分の体と繋がっていたわけですから、もしかすると今でも自分の一部のように感じているのかもしれません。
夫に対して不満を持っているときの子育ては、子どもと母親がベッタリとくっついて、夫を排除する傾向が強いです。
そこに夫が割って入るのは難しいので、夫は子育てに参加しにくくなっていきます。
そんな状態を作っておきながら
「夫は子育てを何もしません」
「子どものことが可愛ければ、自分から関わろうとするはずです」
と言っていないでしょうか?
夫に嫌悪感を抱いていれば、妻は
「パパみたいになっちゃダメよ」
と、息子を夫とは正反対の男性や自分の理想の男性になるように教育しようとします。
娘には自分を重ね合わせて、パパとの接触を意図的に避けたり
「こんなパパでは、この子が可哀想」
というやり方で夫を責め、自分の望み通りの夫になるようコントロールしようとすることが多いです。
こんなとき、自分では母親としての務めをきちんと果たしているような感覚だろうと思います。
でも、自分と子どもの間に、しっかりと境界線が引けていない状態です。
傍目には仲良し親子に見えるかもしれませんが、子どもは息苦しくてしょうがないです。
苦しいけれど、お母さんを助けてあげたいし、お母さんの期待にも応えてあげたいから、子どもはお母さんの望むような子になろうと頑張ります。
その影響は、子どもが成長して社会へ出たときや、自分の家庭を持ったときに出やすいです。
我が子の父親を否定するような子育てをしていないでしょうか?
父親を否定するということは、子どもの中の半分を否定しているようなものです。
特に小さい頃は、子どもは自力では生きていけませんから親の愛が必要です。
ママにとっては、どんなに酷い男性であっても、子どもはパパのことが大好きで、パパからの愛情が欲しいんです。
でも、一緒にいる時間が長いママからの愛情をもらうために、不本意ながらパパを裏切り、ママに加担することもあります。
その様子を見て
「この子は、夫のことが嫌いだから、私が引き取るべき」
と思っていないかどうか、自分の考えに疑いの目を向ける時間を持ってみてください。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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