こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
夫との仲が冷えきっていても
「子どものために」
と離婚を思いとどまっている妻は多いものです。
そんな生活は非常に辛く厳しいもの。
ですから、ついつい自分の苦しみが最優先になってしまって、子どもが辛い思いをしていることに気づけないこともあるようです。
子どもは小さな胸を痛めながら、両親の縁の切れ目を必死に繋ぎ止めようとします。
慢性的に寂しさを抱えているお母さんを慰めようと、ひたすら愚痴を聴いてあげたり、お母さんが喜ぶようにいい子であろうと頑張ったり・・・
そんな生活が続いていくと、親は子どもが成長し自立することを怖れるようになっていきます。
本来、我が子の自立は喜ばしいことですが、まるで自分が見捨てられるような感じがしてしまうのですね。
一方子どもも、親に対する罪悪感から自立することが出来なくなってしまうことがあります。
自分が親元を離れることで両親の関係があっけなく壊れてしまいそうで申し訳ないし、親を裏切ってしまうようで居た堪れないのですね。
このような経験をすると、子どもの中で「自立」と「罪悪感」が結びついてしまうことがあるのです。
また、両親が傷つけ合う姿を見ながら育つと、「親密な関係=傷つく関係」と思い込んでしまうことがあります。
傷つくのは怖いこと。
誰だって、できることなら傷つきたくないですよね。
ですから成長し異性と付き合う年頃になると、自分でも気づかないうちに親密にならずに済むような相手を恋愛対象として選んでしまうことがあるのです。
そうすることで、傷つく怖れから逃れようとするのですね。
親密にならずに済むような相手というのは、どんな人でしょう?
たとえば
・家庭のある人
・浮気を繰り返している人
・暴力的な人
などなど、到底自分のことを大事にしてくれそうもない相手や、あるいはアイドルやアニメのキャラクターなど現実的ではない相手に熱を上げることもあるかもしれません。
実りのない相手との関係に依存してしまった場合、なかなか別れることが出来ません。
自立と罪悪感が結びついてしまっているからですよね。
ですから周りからどんなに
「別れた方がいいよ」
とアドバイスされても、罪悪感で身動きが取れなくなってしまうのです。
このように、子どもが将来幸せな恋愛が出来るかどうかは、親の夫婦仲が大きく影響しています。
自分では気づかないうちに我が子に重荷を背負わせていないかどうか、改めて夫婦の関係を見つめなおしてみませんか。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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