最近は、過疎化の進む地方においても、新たなビジネスを広げようとする動きが各地で起きています。特に、地元大学や高校などが、これまで見向きもしなかった素材を使って、新商品を開発しようとする動きは目を見張ります。各地の学校と地元企業との産学連携は今や一大ブームの様相です。
田舎に帰っての起業話は、酒の上での盛り上がりだけでなく、しっかり地に足のついた話にする必要があります。視点を少し変えますと、田舎に住んでいる人たちも、自分たちの生活を安定させるために、都市部から帰った人たちの情報をツテに、少しでもビジネスに結び付けようとしています。
先日、来年春のUターンを目指す人から、起業に関する知識を仕入れるには、帰る前にした方がよいのか、田舎に帰ってからしたほうがよいのか、相談されました。はっきりしていることは、少しでも情報は多いほうが起業は成功する確率が高まります。少ない情報での起業は失敗のもとです。
それを考えると、都市部で生活しているときから、少しでも起業する方法を学んでいたほうが、田舎でネットを頼りに行うよりは役に立ちます。出来たら、都市部で関連する施設を見て回ることもできます。年末の忙しい時期ですが、その中でも起業を考える時間をとることは大事です。
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