社長は、社員の意見をどこまで経営に活かすべきか? - 組織改善・風土改革 - 専門家プロファイル

黒澤 森仁
ユアーブリッジ・コンサルティング 代表
東京都
組織と仕組みをつくる専門家

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対象:人事労務・組織

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社長は、社員の意見をどこまで経営に活かすべきか?

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こんにちは。黒澤です。

 

社長は社員の意見をどこまで経営に活かすべきでしょうか?

先日、あるクライアントの社長から、こんな相談を受けました。

 

「先日の会議で関係者で意見を出し合い決まったんですが、

私はこの案を追加したいんです。

だから、社員に私の意見を伝えて、

再度、会議を開催しようと思うんですが・・・。」

との事でした。

 

私は、社長に、

 

「追加したい案を追加して、社員に決定事項として通達してください。」

とアドバイスしました。

 

状況によっては、再度、会議をしてください。

とアドバイスすることもありますが、

今回は、ちょっと言い方は良くないですが、

社長が勝手に決めて通達してください。

 

というアドバイスをしました。

 

 

社員の意見を経営に活かした方がいい。

という意見があります。

 

それはそれで賛成です。

たくさんの人の脳を借りるのはいいことです。

 

ただ、こういった場合、一番重要なことは、

 

「成果を出すために最善策は何か?」

ということになります。

 

 

成果を出すためにスピードが必要。

社長のリーダーシップが必要。

多くの意見が必要。

社員への納得度の浸透が必要。

 

 

など、色々と場面によって違ってきます。

 

まず、今、得るべき成果は何か?

そのためには、どうすることが最善か?

 

それを考えていれば、自ずとやり方も見えてくるはずです。

ご自分の威厳を保つ、とか、社員にいい上司と思われたい、とか、

そういう邪念は捨てて、成果にフォーカスして物事を決めましょう。

 

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