こんにちは。黒澤です。
社長は社員の意見をどこまで経営に活かすべきでしょうか?
先日、あるクライアントの社長から、こんな相談を受けました。
「先日の会議で関係者で意見を出し合い決まったんですが、
私はこの案を追加したいんです。
だから、社員に私の意見を伝えて、
再度、会議を開催しようと思うんですが・・・。」
との事でした。
私は、社長に、
「追加したい案を追加して、社員に決定事項として通達してください。」
とアドバイスしました。
状況によっては、再度、会議をしてください。
とアドバイスすることもありますが、
今回は、ちょっと言い方は良くないですが、
社長が勝手に決めて通達してください。
というアドバイスをしました。
社員の意見を経営に活かした方がいい。
という意見があります。
それはそれで賛成です。
たくさんの人の脳を借りるのはいいことです。
ただ、こういった場合、一番重要なことは、
「成果を出すために最善策は何か?」
ということになります。
成果を出すためにスピードが必要。
社長のリーダーシップが必要。
多くの意見が必要。
社員への納得度の浸透が必要。
など、色々と場面によって違ってきます。
まず、今、得るべき成果は何か?
そのためには、どうすることが最善か?
それを考えていれば、自ずとやり方も見えてくるはずです。
ご自分の威厳を保つ、とか、社員にいい上司と思われたい、とか、
そういう邪念は捨てて、成果にフォーカスして物事を決めましょう。
このコラムに類似したコラム
“無駄”と思えないから減らせない「無駄な会議」 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2023/11/08 16:13)
「働かないアリ」は組織存続に必要という話から 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2020/05/12 08:00)
ただの「会議」と「会議体」の違い 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2014/06/10 08:03)
“立派過ぎる社長さん”の弊害? 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2013/06/24 08:00)
任す側と任される側のすれ違い 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2013/02/25 08:00)