解りやすい失敗例に学ぶ - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月17日更新

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解りやすい失敗例に学ぶ

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食品素材を偽ったメニュー表示を行っていたことが発覚した老舗ホテル。運営している4レストランで47品目ものメニューを7年間という永きに亘り偽装していたという事実からすると当然ともいえますが、一部のメディアからは「半信半疑ホテル」と揶揄されるなど、窮地に陥っています。





当日会見に出ていた訳でもなく、また注意深く報道を追っかけていた訳ではありませんので適切なコメントは出来ませんが、一部の報道から読み取れることを下記したく思います。


同ホテルへの糾弾ではなく、その事例から我々が何を学ぶべきかを狙いとしています。





◇話す内容より姿勢が大事


 マスコミは偏った一部の情報を切り取って報道すると批判されることがあります。


しかしこの手の会見では説明する内容とは別に、非常に大きな情報があります。それは「姿勢」という情報です。これは直ぐに「ピン」と匂います。この匂いを感じたメディアは、それをも伝えようとするために偏って報道しているかのように見えるのでしょうが、必ず発信者側に理由があります。





 今回のことでみれば、最初に社長が出てこない、ケアレスミスを強調する、1回目と2回目では話が一転することなどが挙げられるでしょう。どう見ても罪を軽くしたい、特に大きな問題と認識していない、出来れば逃げたい、などという気持ちが色濃く映っていることは明白であり、突っ込んで下さい!と言わんばかりの対応に見えます。


メディア対応の仕方ではもっとインパクトを軽減できた気もします。





さてここで問題です。





皆さんの会社では、今回のようなケースが起こった際、社長は直ぐに登場しますか?直ぐに本質的な原因究明や責任の所在の明確化、会社の立場ではなく客観的な判断などが出来るでしょうか?





今回は非常に解りやすい失敗例と言え、時系列的に発信者がどの様な対応をとったのか、そしてそれらはどの様な報道のされ方をされたのかを並べて見ては如何でしょうか。


加えて、自社ではどうか、どうすべきか、日頃のチェック体制は出来ているかなどを検証してみては如何でしょうか?




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