
「私の作業が遅いのは、不器用だからです。だから仕方がありません。これ以上私にどうしろって言うんですか!」
仕事の遅さについて、上司から指導を受けたとき彼女は、逆ギレしながらこう答えました。
仕事が遅いタイプ分析のふたつめは「作業が遅いタイプ」。このタイプは、「自分を不器用だから」「このソフトウエアは苦手だから」と、自己否定的なタイプと、作業そのものに無駄が多くて余計な時間が掛かっているタイプがいます。また、実際にノンビリゆっくり作業しているタイプもこの無駄タイプと同じグループで考えます。他にも遅い原因は色々ありますが、大体この2タイプに分かれるようです。
ひとつめの「自称不器用さん」には、心の中に「本当は何とかしたい」と思っている方が多いのです。こういう方は「ほめる」につきます(笑) 徹底的にほめることで、「自分って意外とやれるじゃん!」と思ってもらえばOKです。あとは、本当に早く作業が出来るように自分で改善と工夫に取り組んで頂ければ良いのです。
ふたつめの「無駄作業タイプ&のんびりタイプ」のひとは、そもそも自分が遅いことに気がついていないことが多いようです。言い方を変えると、早くしよう、生産性を上げようとは思っていないのです。こういう人は、作業スピードの基準を明確にして、現在位置を認識して頂く必要があります。その上で、スピードを向上させる目標と、向上させたいという意欲を持って頂く必要があります。なので、ちょっとしたスピードアップのコツを教えて行った上で、それによって早くなったことを「ほめる」と、早くすることの関心度が急上昇します。
たとえば、パソコンの作業を見ていると、今開いているパワーポイントのファイルを閉じて、次に新しいパワーポイントのファイルを開けるときに、いちいち右上の×マークをクリックしてアプリケーション毎シャットダウンしてしまうような人です。こういうひとに、「閉じる」の方が次に立ち上げるときに早いことを教えたり、他にはキーボードのショートカットの方法を教えたりすると、急激にスキルアップしたりします。もちろん「ほめる」事がポイントですよ。
スピードが速くて生産性が高いことに対する自分のモチベーションを高めることが、このタイプに対する対策です。その対策の基本は「現在地を知る」「期待値を知る」「目標を持つ」「意欲を向上させる」これにより格段に進化していきます。
ただ「ほめる」だけでは無く、自分がどうなりたいのか?そしてそれに対して真摯に取り組んだプロセスや結果に対して「ほめる」ようにすると、成長のスピードは格段に速くなります。
作業が遅い・・・これだけで、能力を判断するのでは無く「意欲を引き出す」事に注力してみましょう。かなりビックリする結果が出てきますよ!
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