必要に迫られる起業、楽しむための起業 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月19日更新

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必要に迫られる起業、楽しむための起業

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 人生を楽しく過ごせる人と、過ごせない人の違いは、偶発的な出来事を楽しむ人と、恐れる人の違いと心理学者は言います。ビジネスですと、取引相手との間にトラブルが起こったとき、解決方法をあれこれ楽しんで探すタイプと、気が重くなって沈んでしまうタイプの違いです。解決のためやることは同じでも、心構えによってストレスはまるで違います。

 これを起業に当てはめますと、自分から起業を考えるタイプと、必要に迫られ起業を考えるタイプの違いです。起業方法は一人一人違いますが、起業を考えるきっかけは似ています。今最も多いのは、勤めている会社の経営状態が悪く、この先を考えると転職や起業を考えざるを得ない人たちです。大量の希望退職を募集している会社に勤める人です。

 人生の節目をタイミングと考える人もいます。両親のどちらかが亡くなって、自分の人生を振り返ったときに起業を考える人がいます。また、30代、40代、50代といった年齢の大台が見えたときに、区切りとしてその大台に乗るまでに起業実現を考える人がいます。起業へと進む道は同じでも、そのきっかけはほんと色々です。

 子どものときから起業を考えていたと言う人もいますが、後々まで覚えているかどうかは別にして、空想癖のある子どもなら誰もが会社経営は考えるものです。実際に大人になって起業するか、どうかは別問題です。起業は、その人の生き方そのものですから、思いつきだけでは残念ながら実現することはできません。

 そこで大事なことです。起業する場合も、必要に迫られ沈んだ気持ちで取り掛かるより、自分から先を読んで準備した起業のほうが、楽しい起業ができます。起業家が楽しいビジネスをしますと、お客さんも楽しくなります。楽しい店には、お客さんは集まってきます。最初の心構えによって、起業はまったく違ったものになります。

【一言】
 景気がよくなっているとはいえ、働いている会社が希望退職を募集していて、起業するか、新たな職を探すか悩んでいる人が大勢います。わたしはメール相談などで、起業と転職とを同じ次元で考えないことを勧めています。仕事を得て収入を得ることは同じですが、そのプロセスや安定性、今後の展開などまったく違っています。起業はその人の生き方ですから、安易に考えない方がよいです。


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