- 池本 真人
- Div Design Webサイトの一級建築士
- 東京都
- Webプロデューサー
正義のヒーローの恐ろしさ
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「怒るのが一番良くない。」
私の師匠である松井さんがよく仰っておりました。
何かにイライラするというのは不満を持っている状態です。
不満があるということは人生を不幸にします。
以前にこんな記事を書いたことがあります。
【怒気は毒気】
http://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-11136095600.html
怒るというのは自分自身の体を蝕むだけではなく、周りまで毒気で覆い不幸にしてしまうんですね。
その怒りを抑えることこそが平和への道なんです。
にも関わらず怒りの心で相手を抑え込もうという人が大勢いるような気がします。
「自分が正しい!」
この錯誤があるからこそイライラした気持ちが現れてくるわけです。
実は正義のヒーローほど恐ろしい存在はありません。
自らを正当化し、敵を作り出し、その敵を倒すために自ら作り出した怒りをぶつけるんですね。
正義のヒーローはいつもストレスを溜めて何かと問題を起こします。
よく怒る人は「怒って当然だ!」と自らを正当化します。
敵を倒し続ける日々を過ごすとしたら、一体どれだけの相手を倒さなければならないのでしょう?
「いつも宝物を奪いに来る鬼がいる。鬼が島に行って成敗してくる。」
というのは正義のヒーローの勝手な価値観であって、鬼からしたら、
「静かに暮らしているだけなのに、一部の鬼が迷惑をかけたということで、無関係の子供達まで殺され、私達の金品まで奪っていくなんて…。」
ということになるのかもしれません。
昔、ドラえもんの道具で「独裁スイッチ」というものが出てきたことがあります。
気に入らない相手を消してしまえる道具なのですが、それを使ったのび太は、最終的に全ての人々を消してしまうというお話しでした。
一人では生きていけないことに気付いたのび太が泣いていたら、最後にドラえもんが、こんなことを言っていたような気がします。
「気に入らないからって人を消していったらこういうことになるんだよ。これは独裁者を懲らしめるために作られた道具なんだ。」
気に入らないからと怒りをぶつけていたら、その人の周りからは人が離れていきます。
また自らの体も毒されていきます。
怒りが多い人というのは、体の不調も抱えているものです。
体の中にガン細胞が出来たから殺してしまわなければならない。
それを殺すために、周りの正常な細胞も破壊してしまうのは仕方ない。
平和のためには多少の犠牲はやむを得ない…。
まるで、どこかの正義のヒーローを気取った独裁者のような話しです。
別に本人だけが痛い思いをするなら構いません。
ですが、怒りというものは周りまで巻き込んでいってしまうものなんですね。
善に触れたら善になる。
悪に触れたら悪になる。
自分が幸福なら周りも幸福にしていけることになる。
自分が不幸なら周りも不幸に突き落とすことになる。
自分が周りに与える影響力を知れば、そこに抜き差しならない責任感が生じるはずです。
怒っている状態というのは知性のカケラも無いような状態です。
もちろん人間ですから怒りの感情が出てくることもあるでしょう。
その時、「怒るのは愚か者のすることだ…。」と気付けるかどうか。
その自分を受け入れられるかどうか。
この世を平和にして、自他共に幸せにしていきたいのであれば…。
まずは自分の中にある怒りの感情をコントロールすることです。
怒りというのは奴隷の心。
何かによって動かされている状態で、そこに自らの理性というものはありません。
「正義のヒーローを気取ってないか?」
怒りを持った時に考えてみて頂けたらと思います。
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