起業してからのモチベーションを高く保つ必要性 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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起業してからのモチベーションを高く保つ必要性

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 2020年東京オリンピック開催が決まり、参加を目指す若い競技選手の中には、これから7年間いかにモチベーションを保ち続けるか、対策を考える選手も出ているようです。3年後にはリオデジャネイロオリンピックも開催されます。今は若い選手も体力は衰えますから、対外、体内のモチベーション管理は難しいです。

 起業家の場合も、モチベーションを保ち続けることは難しいです。起業家にはオリンピックのような大きなイベントはありません。ただ、やり方次第では毎日をイベントとすることも可能です。競技選手と大きく違うところは、7年先ではなく、10年、20年先を見据えた経営が必要と言うこと。

 よく読者の方から、起業すると1年後には半数近い会社がなくなり、3年後には7割近い会社が消えているって本当ですかと言った質問を受けます。この半数がなくなるデータはどこが調べているのか、知りたいものです。税務署への開業届けからなのか、金融公庫の貸出先から割り出した数字なのか。

 起業して経営が厳しい人は大勢います。ただ、そんな簡単に多くの会社が倒産や廃業していることはありません。起業した会社が、当初の業種から違う業種へと業転していることはよくあります。きっちりと事前マーケティングをして、不調の際の対策も考えた上で起業すると、そうそう簡単には倒産はしません。

 起業において大事なことですが、開業したときのビジネスをそのまま何十年も続けることは至難の業です。携帯用ゲームアプリで上場企業となったグリーが、早くも3年天下と言われているように、同じビジネススタイルで事業を続けられる時間は、IT関連などでは特に短くなっています。

 そんな環境の中でも、短期の事業計画と同じように、長期ビジョンを計画しなくてはいけない時代です。そのためにもモチベーションを維持し続けなくてはならない時代。人間は一度思考パターンを確立しますと、そこから離れるのはとても難しいです。そのため、他人の視点を加えて新しい思考法やアイデアを考える必要があります。

【一言】
 コンサルタントをしていて思うのは、起業する人はそれ以外の人と比べとても我が強いことです。自分なりの起業を考えていますから、崩したくない起業の原則を皆さんいくつか持っています。多分、この原則を活用して起業に向けそれなりに成功した思考パターンです。このパターンを大事にするあまり、世の中の変化についていけない人が大勢います。思考パターンを考える起業相談はこちらです

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