- 田村 祐子
- 白金台きもの学院 まゆの会 代表
- 東京都
- きものコンシエルジュ/きもの講師
対象:着付け・着物
- 田村 祐子
- (きものコンシエルジュ/きもの講師)
- 田村 祐子
- (きものコンシエルジュ/きもの講師)
9月になるときものは単衣へと代わって行きます。
理論的には袷で着られる着尺を、裏をつけずに仕立てると単衣として着ることが出来るわけですが、やはり素材により、単衣に向くものと袷として着た方が良いものとがあります。
単衣向きの素材としては、裏を付けずに着た時に、肌にサラリと心地よいものが着ていて気持ちが良いでしょう。
洋服でいうとシアサッカーのシャツやジャケットのような感覚です。
また、裏がない分軽いので、身体に沿って綺麗な落ち感があるもの、染めのきものでは裏まで染めが入っているものが単衣向きです。
写真の本塩沢は、代表的な単衣向きの絹織物。
新潟県南魚沼市周辺で織られています。
強く撚ったお召糸を使い、シャキッとしたシボが特徴で、サラリとした着心地はまさに単衣向きといえるでしょう。
写真:単衣のコーディネイトもご覧ください。
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