出店場所を探すためのキーワード - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年11月10日更新

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出店場所を探すためのキーワード

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 わたしの街のコーヒー豆屋さんが、店舗を移動させると言うので、売上増につながるかどうか、興味津々でウォッチングしています。これまでのお店と同じ幹線沿いですが、従来は駅に近く、今度は市役所に近い場所です。どちらも人通りは決して多くなく、店主の狙いは賃料を安くすることにあるのではないかと睨んでいます。

 同じ東京でも、わたしのところのように都心から離れていますと、駅前の一部を除きますと人通りは少ないです。この少ないお客さん相手に、いかに商品を売るか、経営者は誰もが頭を悩ませています。昔は、売るための要素として、立地5割商品5割と言われました。今は、立地7割商品2割接客1割と言われます。

 特に、駅ナカやショッピングセンターのような大型店が続々とできて、店舗は出店場所のウェートが大きくなっています。現代人がよく使う言葉の一つは「めんどくさい」です。買い物においても、大半の買い物は1店で手軽るに買えることが重要で、そのためには場所がとても大事になります。

 出店場所を探すためのキーワードに、トラフィックジェネレーター(TG)という言葉があります。交通発生源のことで、人が移動するには目的がありますから、その目的場所のことを指します。それは駅であったり、オフィスであったり、レジャー施設などのことです。

 大人の日常生活では、自宅から駅、そこから仕事場のあるオフィスがTGと言うことになります。その移動の中に小売店や飲食店があって、モノを買う行動を行います。食料品店や衣料品店は並んでいますが、風俗店などここで営業してもお客さんはきません。逆に、この通りから少し外れたところに、飲食店が並ぶことになります。

 飲食店の近くに、風俗店があったらお客さんは入りますが、衣料店を出店してもお客さんは期待できない場所です。TGの仕組みをよく考えて出店しないと、場違いな出店をして、開業に失敗をすることになります。件のコーヒー店ですが、駅と市役所、どちらがお客さんを引き付けるか興味あります。

【一言】
 初めて起業する人の話を聞いていますと、どうしてもTGに対する理解が不足しているように思います。賃料が安い理由が最も多く、店が新しくきれいだと言ったことも、出店を決める理由にする人が多いです。長年、小売店をしていて、繁盛店を経営している人に話を聞きますと、お客さんがよく見える場所など視点が違います。店の前を歩く人の考えることも判ればもっと売れると言いますが、ホントに聞こえるから不思議です。

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