- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
毎度おなじみ釣行なのです。
このクソ暑い中、アマゴを釣りに行こう!
と出掛けてきました。
本来、暑い夏はイワナの季節なのですが、実は先の連休にイワナ釣りに出掛け・・
もうしばらくイワナは」いいや!
ちゅうほどイワナを釣ってきたので今度はアマゴにしよう・・と思ったのです。
が、夏のアマゴは・・
夏アマゴ一里一匹などと言われるほど・・
非常に難しいのですが。
そもそも、このクソ暑さで毎日バテバテな上夏風邪なのかアレルギーなのかここのところ体調最悪なのです。
まあ、大抵は釣りに行けばそんなのは吹っ飛んでしまう物なので行けば何とかなるもんじゃん!と勇んで出掛けた中央道なのです。
中央道はしばらくの間、例の恵那山トンネルの天井板工事のために大渋滞だったのでこちらの天竜川方面にはしばらくこれなくて久しぶりです。
川は・・
事前に調べたところでは、ここのところの大雨のために相当増水していて、ようやく引き始めた所のはず・・
なのについてみると・・
なぜだか超渇水?
なんで?
そして・・
灼熱地獄です。
暑い・・
目茶クソ暑い・・
当然、こんなに暑くちゃ魚なんか釣れるはずがありません。
夕まず目までは無理でしょう。
人も非常に多いし条件は最悪です。
それでもま、やって来たのだから釣ります。
当然です。
すると・・
チビですがけっこう釣れるのです。
いいじゃん今日、そのうちに大きいのも出てくることでしょう。
ただ、この川実は温泉の近くを流れているので川遊びの人が非常に多い。
川に人が入っていると魚はまったく釣れません。
なので、人を避けて人がいるとそこはコンニチワと挨拶してやり過ごしながら通過します。
そんな中、そこそこのサイズが釣れます。
おお!
と思うまもなく・・
「お魚が釣れた!」とそれを見ていた子供が駆け寄ってきました。
う・・
ま、まずい・・
ザバーン!川に彼は飛び込みます。
お、おまえ・・なにすんじゃ!
怒ろうかな、やめてくれって頼もうかな?
と思うまもなく・・
その爺ちゃんと父ちゃんと兄弟と母ちゃんに婆ちゃんに家族全員大騒ぎでやって来て・・
「魚いるぞ魚!」
「爺ちゃんにまかせとけ!」
「父ちゃんだって負けないぞ!」
と魚を捕まえるべく全員川に飛び込んだのです。
もうどうしようもない・・
そこまでならしょうがない、川は私の物ではありません、みんなの物です。
仕方がないのでそこは飛ばして少し上流に向かいます・・
するとチビがかかります・・
それを見ていた爺ちゃんが・・
あそこだぞ!とまた私の目の前に飛び込んで、岩の下に手を突っ込んでひっくり返して魚を探すのです。
それを何度も繰り返す・・
爺ちゃんは私から目を離しません。
私が行くところに必ず彼らが飛び込みます。
もう魚釣りどころではありません。
ほんとなのです。
人としてどうよ・・
やめてくれなんて下手なこと言ったら何されるかわかったもんじゃありません。
非常に気分が悪くなりもうそこはやめることにしました。
車に乗って場所を変えて違う場所に向かいます。
よくいくよく釣れる場所なのですがいつも車を置く駐車帯に何台も車が止まっています。
どうやらこの人達も川遊びなようです。
超高級車の外車ばかり・・
まあ金持ちだって暑きゃ川で遊ぶでしょう。
幸いにしてもう帰る所なようで、ちょうど車が出て行きました。
そこに入れ違いに車をおいて・・
降りると・・
地面はゴミまるけ。
飲みかけの中身の入ったペットボトルにわざわざ袋に入れたまま放置した弁当箱。
一つや二つじゃありません。
それが地面に放置してある。
あきらかに今捨てていった。
何と、そんな高級車に乗った一団・・
心は低級なことでしょう。
またまた気分を悪くして・・
それでも魚を釣りましょう!
が・・
今度はまったく釣れません。
ようやく涼しくなってきて、夕まず目がやってきますが・・
かすりもしない。
たまに釣れてもチビばっか。
魚はいます、いっぱい泳いでいます。
歩くと足下を走ります。
何で?
この辺には川遊びはいなかったようなのですが?
と・・
上流を見ると・・
あれ、何あの人達?
鮎釣りだ。
鮎釣りの集団。
どうしてこんな上流にまで・・
よっぽど下流は釣れないのか?
そもそもこんな所に鮎いるのか?
がっくし・・・
鮎釣りは川の中にジャバジャバはいって釣りますし、そもそもオトリ鮎が水中で暴れまくりますのでその後ではアマゴやイワナはまったく釣れません。
何のことはない、ここらはずっと鮎釣りをしてあがっていった後だったのです。
そりゃ釣れんわ。
戻ろう・・
戻る途中、今度は・・
空がにわかにかき曇り・・
ゲリラ豪雨!
ま、涼しくなっていいのですが・・
なんとまあむちゃくちゃな一日なことでしょう。
駄目じゃ今日は・・
もう帰ろう・・
と、温泉は入って帰ることにいたしました。
帰りしなの高速SAで夕食をとります。
いつものSAです、昨今のSAの食事は馬鹿に出来ません、下手なそのへんのレストランよりよっぽど美味しかったりするのです。
時間が時間ですのでレストランは並んでいました。
仕方ありません、我々も並びます、どんどん出てきますのでたぶんすぐに入れるでしょう。
が・・
私たちの前の団体・・
次から次へと沸いてくるのです。
何がって人間が。
実際並んでいるのは10人ほどなのですが、そいつらが入店した後・・
車が着くたびに人が降りてきて仲間だよ~と先に横は入りします。
いったい全体何なんだ?
私たちの後ろにはどんどん人が並びますが・・
どんどん沸いてきた人間が・・
「お~いこっちだこっちだ先に入りな!」と次々と入っていくのであっというまに店内はいっぱいに。
そのうちに、並んでる奴が仲間と話し出す・・
「あと何人来てない?」
「あと30人だな電話しとこうか席取ってるからって・・」
完全にぷっつんきた。
あったまきた・・
一人も並んでないじゃない、しかもへたしたらまだ到着すらしていない?
人としてどうよ・・
で・・
「帰ろう、こんな次々人が沸いてきたらいつまでたっても入れない」
そのまま帰ってきましたのです。
いやはや、本当に大人げない、申し訳ない・・
本日はいろいろあったのでむしゃくしゃしてしまいました。
で・・
プンプン怒りながら帰宅して、しゃくに障るので美味しいものを食べて帰って参りました。
すると・・
はたと気がついた。
そういえば、体調最悪だったの忘れてた。
たまには怒ることもいいようです。
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